新型カムリ 燃費まとめ!

カムリ

新型カムリの燃費情報が公開されています。

こちらでは新型カムリの燃費に関するデータをご紹介します。







メーカーが公表している新型カムリの燃費

引用:https://www.webcartop.jp/2017/10/161529

まず最初に、メーカーが公表している新型カムリの燃費を確認しておきましょう。

カムリ
燃費(JC08モード)28.4-33.4km/L

メーカーが公表している新型カムリの燃費は28.4~33.4km/Lとなっています。細かく言うと、最廉価グレードのXの燃費が33.4km/L、それ以外のグレードが28.4km/Lとなります。

引用:https://toyota.jp/camry/performance/?padid=ag341_from_camry_navi_performance

同じエンジンを搭載しているにも関わらずグレード間で燃費が異なるのは、大抵の場合は車両重量に原因があります。

JC08モードの燃費計測方法では車両重量に+110kgを加えた「試験自動車重量」に応じて「等価慣性重量の標準値」という、ある種の負荷のようなものを加えて計測することになっていますが、同じ車種でも車両重量の違いによってこの負荷値が変わることがあります。一般的には下のグレードの車両重量は軽いことが多く、場合によっては他のグレードより1つ下のクラスの負荷値になることがあるわけです。

その結果、下のグレードのみ燃費が良い、ということが起こり得ます。

新型カムリの場合、Xは車両重量が1,540kgなので、1,540kg+110kg=1,650kgというのが試験自動車重量になります。同じくGとXは1,570kgなので試験自動車重量は1,680kg、G”レザーパッケージ”とWS”レザーパッケージ”は1,600kgなので試験自動車重量は1,710kgです。

JC08モードの計測方法で試験自動車重量ごとの等価慣性重量の標準値をみると、Xは「1,531kg~1,650kg」という区分に入るので1,700kgとなるのに対し、その他のグレードは「1,651kg~1,760kg」という区分に入るので1,810kgとなります。

つまりXは軽い負荷で燃費が計測されているので燃費が良くなり、X以外のグレードはXに比べると重い負荷で燃費が計測されているので燃費が悪くなっている、ということです。



新型カムリの燃費に関する口コミ

引用:https://www.webcartop.jp/2017/10/161529/008-13

これから新型カムリの購入を検討している人にとって、カタログ上の燃費よりも気になるのは実際の燃費の方だと思います。

そこで新型カムリに実際に乗られている人の燃費に関する口コミを集めてみました。

ハイブリットユニットの新開発のカソリンエンジンは、熱効率41%とディーゼルエンジン並の高効率を達成していて、2.5 リッタークラスとしては、驚異的な燃費ですね。エコ運転を意識していなくても、18~19km/Lを表示しています。

現在トータル燃費は24.7km/Lに達しており、現在進行形で伸びています。
自分の運転なら22kmくらいまでは普通に行き、23kmには届かないくらいだろうと思っていましたが、想定以上に伸びてくれています。うれしい誤算でした。
このままどこまで伸びるのかというのが毎日の運転の楽しみです。

引用:https://autoprove.net/toyota/camry/50500/2/

大人4人乗車、真夏でエアコン常時ONで、燃費計で22.7km/Lでした。一度も給油してないのに、燃料計はまだ1/4弱あたりでした。
初代プリウスの後期型を所有していた時は18くらいだったので、この性能と広さを考えるとカムリの燃費は本当に素晴らしいですね。

若干スポーティな運転をしても16km/Lを下回ることはありません。
逆にどんなエコ運転をしても22km/Lはいきません。車重が重いのと、排気量が2.5リッターあるのであまり伸びない傾向にあるようです。
日本国内の加速力や法定速度ならプリウスの方が幸せになれそうです。
今後法定速度が上がればカムリがもちろんいいでしょうね。

10kmの通勤で19-20km/L前後が最近続いてます。モーターが積極的に介入して来るので街乗りではいい数字が出ますね。
高速の100km超えたぐらいでEVモードになった時はビックリでした。
グリルシャッターが装備されているので、冬の燃費も期待できそうです。

一般的に実燃費はカタログ燃費の7割程度出ていれば合格、とされています。ということは新型カムリの場合19.9~23.4km/L程度出ていればよいことなりますが、ここで取り上げた口コミを見る限りは「おおむね合格」ということがいえると思います。

引用:http://sekiyu.suzuki-business.co.jp/gs.html

そもそもJC08モードは実際の運転状況を反映しきれていない、と言われていますので、ある程度実燃費との乖離が生じることは多くの人が想定済みでしょう。毎日の通勤で一般道を走るのか、週末ドライブで高速道路を走るのみなのか、といった利用状況によって燃費は大きく異なりますが、20km/L以上の燃費が出れば十分、という程度の認識でいれば裏切られることはないと思います。



新型カムリのバッテリーの寿命は?

引用:https://toyota.jp/camry/performance/?padid=ag341_from_camry_navi_performance

新型カムリはなお駆動用バッテリーとしてリチウムイオン電池を搭載していますが、リチウムイオン電池には寿命があります。これはトヨタもはっきりと明言していることです。

リチウムイオン電池の寿命は車の使い方や走行条件によって異なりますが、新型カムリに限らずトヨタは駆動用バッテリーを新車登録から5年間か走行距離10万キロのどちらか早い方まで保証しています。

ディーラーの整備士や街中の整備工場の整備士の声を総合すると、トヨタのハイブリッド車に搭載されている駆動用のリチウムイオン電池の寿命は走行距離でいうと20万キロ程度が目安になるようです。

引用:https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/car/15/071000069/071000003/

新車で買った車を20万キロ乗るという人も正直なところあまりいないでしょうから、多くの人にとって駆動用バッテリーの寿命は意識する必要はなさそうです。

中古車で新型カムリを買う場合、年式と走行距離から将来的にバッテリー交換の必要が発生するかどうかを判断する必要があります。

なお、万が一駆動用バッテリーを交換する場合は交換にかかる費用は工賃込みで15万円前後となります。

ハイブリッド車に乗る際は、駆動用バッテリーの他に補機バッテリーの存在も忘れてはいけません。

ハイブリッド車の補機バッテリーはガソリンエンジン車に搭載されているバッテリーと機能的にはほぼ同じですが、仕組みや機構が異なります。ガソリンエンジン車のバッテリーは通常エンジンルーム内にありますが、ハイブリッド車の補機バッテリーはトランク内部にあることが多いです。

引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/734061/car/1067367/4133794/note.aspx

ガソリンエンジン車のバッテリーが平均すると1~2万円程度なのに対してハイブリッド車の補機バッテリーは3~5万円程度になります。

補機バッテリーは4年から5年程度を目安に交換する必要がありますので、新型カムリを新車で購入した場合はディーラーで初回車検を行うと交換することになると思います。



新型カムリの燃費のまとめ

引用:https://autoprove.net/toyota/camry/50500/2/

以上、新型カムリの燃費について紹介しました。

ハイブリッド車と聞くとどうしてもカタログ燃費が30km/Lを超えるプリウスが頭に浮かび、同程度の燃費を求めてしまいがちです。そのため中には新型カムリの実燃費が20~25km/Lと聞くとガッカリする人もいると思います。

しかし新型カムリの排気量は2.5Lあります。プリウスは1.8Lなので比べるのは無理があります。アッパーミドルクラスの車で20km/Lを超える燃費をコンスタントに出せることをもっと評価するべきでしょう。

ひと昔前ならこのクラスのガソリンエンジン車の燃費は10km/Lを切ることもザラだったことを考えると、まさに隔世の感があると言えます。