新型エスカレードの色・カラー情報が公開されています。
こちらでは新型エスカレードの色・カラーに何色があるか、そして人気のカラーはどれかについて紹介しています。
GM、フォード、クライスラー…ビッグ3と言われたアメリカの自動車メーカーですが、最近はテスラ・モータースの躍進が目立ってきています。
ですが、年間1,000万台もの生産台数を窺うのはGMことゼネラル・モータースのみ。
その原動力はピックアップトラックですが、キャデラック・エスカレードもピックアップトラックのシャーシとエンジンを使った頑丈な作りです。
もちろん乗り味は完全に乗用車そのもの。では、カラーリングはどうでしょうか??
目次
日本は5色、アメリカ本国は8色ものカラーラインナップ
引用:http://assets.nydailynews.com/polopoly_fs/1.2854149.1478027964!/img/httpImage/image.jpg_gen/derivatives/article_815_544/nydn-2017-cadillac-escalade-bg.jpg
キャデラック・エスカレードは日本向けには5色用意されています。
ところが、アメリカでは基本色だけで8色もの色があり、ボディーすべてのペイント剤は17色にも及ぶのです。
アメリカ仕様では
・DARK GRANITE METALLIC
・RADIANT SILVER METALLIC
・BLACK RAVEN
・BRONZE DUNE METALLIC
・SILVER COAST METALLIC
・DARK ADRIATIC BLUE METALLIC
・CRYSTAL WHITE TRICOAT
・RED PASSION TINTCOAT
の8色がセッティングされています。中でも、”BLACK RAVEN”は漆黒そのもので人気ナンバーワン。
RAVEN(レイヴン)という言葉は一般的には使われませんが、日本では”カラス”を意味します。
フロントのメッキグリルが非常に効果的に印象付けられます。
その次はやはり”CRYSTAL WHITE TRICOAT”。
↑カラスが忌み嫌われる存在なのは、アメリカでも同じ。
エスカレードにこのようなカラーネーミングがあるのは、さすがユーモアのセンスだと言えます。
引用:https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=BLACK+RAVEN&ei=UTF-8&rkf=1#mode%3Ddetail%26index%3D6%26st%3D300
引用:https://www.blackravenparanormal.com/blackraven.jpg
●エスカレードの内装。ツートーンになっているのは世界共通の流れ。
引用:http://cdnedge.vinsolutions.com/AP/StockPhotoThumb.ashx?D=0&F=USC60CAS031B021044.JPG
●ロングボディのエスカレード。メッシュタイプのフロントグリルとホワイトレターを入れたタイヤ。アメリカ車ならではのスタイリング、似合いますね。
引用:https://invimg.autofunds.com/InventoryImages/2017/01/30/1977_310022_80658148_313730132017.jpg
セーブルブラック…標準色
日本では”セーブルブラック”と呼ばれるブラック塗装。
強面(コワモテ)を強調するフロントグリルとLEDの6連灯が非常にはっきり映るのが特徴。
日本車ではよく見られるマイカ塗装などは用いていないのは、小傷が付きやすいアメリカの道路事情にもあるようです。
かつては世界一の道路王国だったアメリカ大陸ですが、昨今は道路のひび割れや橋の老朽化などで小さな石片などが「えくぼ」を作ってしまうことがよくあります。
補修しやすい塗装を考えると、ベーシックな黒が人気になるのでしょう。
引用:https://www.cadillacjapan.com/escalade/model-overview.html
○日本仕様のセーブルブラックの「セーブル=SABLE」とは…クロテンのこと。カラスに比べるとかなり可愛い小動物です↓。
引用:https://www.worldatlas.com/r/w728-h425-c728x425/upload/ab/8c/0a/sable.jpg
引用:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/63/b7/b5/63b7b5ffe1128c5b5f1f581c79eb7649.jpg
クリスタルホワイトトゥリコート(標準色・有償)
引用:https://www.cadillacjapan.com/escalade/model-overview.html
レッドパッションティントコート(受注発注・有償)
キャデラックなら、絶対に外せないレッド色。
この色は、内装もレッドに統一された”由緒ある”アメリカンカラーの一つです。
現在は内装に赤を持ってくることはありませんが、1980年代から90年代にかけては普通に採用されていました。
エスカレードは現在ショーファードリブン(運転手付きリムジン)の新しい形としても人気があり、オーナー自ら運転するプライベートカーとしても売れています。
そのため、パッションレッドティントコートを選ぶ顧客は、現代のエルドラード=(背の高い)クーペに乗っている、というわけです。
引用:https://www.cadillacjapan.com/escalade/model-overview.html
○キャデラックと言えば、ゴージャスなクーペが有名。エルドラード(黄金郷)とネーミングされたビッグクーペですが、やはり売れたのは赤。
↓画像の左は8代目のエルドラード(1979~85)。右はピニンファリーナのデザインが入った10代目(1992~02)エルドラード。最後のモデルでした。
引用:https://betterparts.org/images/cadillac-eldorado-09.jpg
引用:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/b2/e4/12/b2e41223cc0462489387cacef55bd54e.jpg
グレーシルクメタリック(受注発注)
引用:https://www.cadillacjapan.com/escalade/model-overview.html
シルバーコーストメタリック(受注発注)
シルバーはダーク系が売れる日本と違い、アメリカでは雨の少ない西海岸で売れる傾向があるようです。
そのため、明るいシルバーやブルーが人気となる車種もあり、重量系のエスカレードでさえ明るいシルバーコーストがよく見られます。
引用:https://www.cadillacjapan.com/escalade/model-overview.html
○シルバーコーストは、ポルトガル西部のリゾート地帯。景勝地として有名で、特にナザレは美しい白砂で有名。
エスカレードにこのシルバーコーストがあるのは、間違いなくポルトガルのリゾートを想像させるためでしょう。
引用:https://www.oceanvillas.co.uk/images/Praia%20del%20rey/Berlenga%20Fort.jpg
引用:https://www.hideawayportugal.com/images/location/leiria.jpg
高級SUVと言えば、ボルドー系カラーがラインナップされている日本車とは違い、アメリカでは明るい色調とブラックの2系統。ブラック以外のカラーで楽しむのもなかなかおしゃれではないでしょうか。