新型プリウス 値引き術!

プリウス

新型プリウスの値引き方法について情報をまとめました。

新型プリウスはどのように交渉すれば大きい値引き額で購入することができるのか。その方法についてご紹介します。







新型プリウスの値引き額の相場

引用:https://www.chibatoyota.co.jp/shop/tateyama

まず最初に、新型プリウスの値引き額の相場を確認しておきましょう。

以下は「価格.com」に寄せられた新型プリウスの値引き額に関する口コミです。

引用:https://kakaku.com/kuruma/nebiki/70100110054/

現行型となる新型プリウスは2018年12月にマイナーチェンジを受けているので、それ以降の情報のみをピックアップしました。

車両本体価格からの値引き額が最高30万円、最低0円、オプション総額からの値引き額が最高25万、最低0円となっています。両者の合計額の平均をとると大体15万円前後になるかと思います。

これとは別に筆者が複数のディーラーに確認した新型プリウスの値引き額の相場は、車両本体価格からの値引きが約20万円、オプション総額からの値引きが約10万円、合計約30万円となっています。

価格.comの口コミよりも値引き額が拡大していますが、新型プリウスの値引き額は2019年夏のボーナス商戦以降大きくなっている印象があります。新型プリウスの購入を考えている人にとっては追い風が吹いている状況といえるでしょう。



新型プリウスの競合対象はホンダインサイトではない!

引用:https://car-mo.jp/mag/2019/02/9940/

一般的に新車購入の際の値引き交渉では、メーカーが考えているその車のライバル車と値引き額を競合させる作戦が有効とされています。

メーカーは自社の車よりもライバル車が売れてしまうのが嫌なので、できるだけ多く値引きをして自社の車を買ってもらおうと考えるからです。

新型プリウスのライバル車は、かつてはホンダインサイトと言われていました。

しかしそれは旧型の2代目インサイトまでの話です。インサイトは2018年12月にフルモデルチェンジを受けて3代目インサイトへ移行しましたが、現行型インサイトは旧型までの5ドアハッチバックをやめて4ドアセダンになりました。

引用:https://autoc-one.jp/honda/insight/special-5003413/photo/0057.html

ちなみに新型プリウスもトヨタのボディ形状別分類ではセダンとなっていますが、どちらかと言えば5ドアハッチバックに近いでしょう。5ドアハッチバックだった旧型インサイトと比べると新型プリウスのライバルと呼ぶにはボディ形状が変わってしまったと思います。

ボディ形状以上に問題なのは価格帯です。新型プリウスの価格帯は約252万円~約347万円ですが、インサイトは約326万円~約363万円となっています。

重複しているゾーンが少ないことや、新型プリウスの人気グレードであるS、S”ツーリングセレクション”が約257万円~約292万年であることを考えると、インサイトはもはや新型プリウスのライバルとは言えない、少なくとも値引き交渉における競合車種ではないと言えると思います。

では新型プリウスのライバルは何かというと、答えを出すのは非常に難しいです。あえて言えば新型プリウスと重複する価格帯にあるハイブリッド車のすべてが新型プリウスのライバルになります。

最近は実に多くの車がハイブリッド仕様をラインナップしていますので、特定の車に絞る必要はありません。

たとえばスバルのXVのAdvanceは水平対向エンジンにe-BOXERという電動技術を組み合わせたハイブリッド仕様で、価格は約283万円です。

引用:https://autoc-one.jp/nenpi/5003258/photo/0013.html

ボディ形状も含めて考えると、現状で新型プリウスのライバルとしては1番手に上がると思います。

あるいは先日発売されたばかりのマツダ3のクリーンディーゼル仕様も面白いかもしれません。

引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/photo/20190517-20105209-carview/

こちらの価格帯は274万円~約322万円です。

マツダ3の本命はハイブリッドシステムであるSKYACTIVE-X搭載モデルだといわれていますが、こちらは2019年12月に投入予定となっています。価格帯によってはクリーンディーゼル仕様ではなくSKYACTIVE-X搭載モデルが新型プリウスのライバルになるかもしれません。

また2019年9月にフルモデルチェンジを受けるトヨタ次期カローラハイブリッドも面白い存在になると思います。特に5ドアワゴンのカローラツーリングのハイブリッド仕様は新型プリウスのライバルになり得るでしょう。

引用:https://toyota.jp/the-new-corolla/

その他、ホンダヴェゼルのハイブリッド仕様(約246万円~約281万円)やシャトルのハイブリッド仕様(約212万円~約272万円)なども競合対象としては視野に入ります。

ライバル車と競合させるには「新型プリウスの方がメーカー希望小売価格が高い」という状態にすることがコツです。

「新型プリウスが欲しいけど、高いから〇〇の購入に傾いている」→「でも新型プリウスをたくさん値引きしてくれて、〇〇と同じ、もしくは安くなれば〇〇の購入を止めて新型プリウスにするよ」という論法になります。

そのためには自分の欲しい新型プリウスのグレードと、競合させるライバル車のグレード、そして価格をきちんと見極めることがとても重要です。狙っているグレードによってライバル車やグレードは変わります。



新型プリウスはトヨタディーラー同士を競合させるのも有効

引用:https://dime.jp/genre/666000/2/

東京都以外のトヨタのディーラーは「ネッツ店」「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」の4ブランドに分かれおり、それぞれのブランドによって扱う車種が異なります。

しかしプリウスは人気車種ということもあって、これらすべてのブランドで扱われています。

ちなみに東京都は2019年4月以降、ネッツトヨタ東京、東京トヨタ、東京トヨタ販売HD、東京トヨペット、トヨタ東京カローラの5社が合併して「トヨタモビリティ東京」というディーラーが誕生し、全車種を扱うようになっています。

引用:https://car-l.co.jp/2019/04/08/%E6%96%B0%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%8C%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%A2%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%80%8D%E3%81%8C%E8%88%B9%E5%87%BA%EF%BC%81%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF/

東京都内でトヨタモビリティ東京以外のディーラーとしては、今でもトヨタ西東京カローラ、ネッツトヨタ多摩、ネッツトヨタ東都がありますが、これらのディーラーも全車種を扱っています。つまり都内のトヨタディーラーはすべてのディーラーで全車種を扱っているということです。

ということはつまり、新型プリウスは原則として日本全国どこのトヨタディーラーでも扱っています。

そのため、新型プリウスを購入する際は「トヨタディーラー同士で値引き額を競合させる」という手が使えます。

ただしこれはあくまでも「違う会社の販売店同士を競合させられる」ということであって、同じ会社の販売店同士を競わせるのはNGです。

つまりたとえば「トヨタカローラ横浜と横浜トヨペット」の営業所同士を競合させるのは問題ありません。トヨタカローラ横浜と横浜トヨペットはまったくの別会社だからです。

会社が違えばライバル同士なので、自分のところで買ってもらえるように値引きを頑張る、という理屈になります。

NGなのは「トヨタカローラ横浜〇〇店とトヨタカローラ横浜××店」や「横浜トヨペット△△店と横浜トヨペット□□店」のようなパターンです。

これらは販売店は違っていても経営している会社は同じ、つまり仲間同士なので、値引き額は原則として同じになります。正確にいえば後から見積書を出す販売店は、先に見積書を出した販売店を上回る値引き額の見積書を出すことはしません。

先に見積書をとったことを隠しておいて、より条件の良い方と交渉しよう、と考える人もいると思いますが、見積書を取った時点でディーラーのデータベースに登録されるので相見積もりを取ったことはすぐにバレます。バレても別に問題はありませんが、与える印象は悪いです。

購入後のディーラーとの付き合いを考えると、同じ会社の違う販売店同士の相見積もりを取るのは避けるべきでしょう。



新型プリウスの値引きのまとめ

引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/photo/20190129-20104809-carview/9/#contents

以上、新型プリウスの値引きについて紹介しました。

新型プリウスは平均してそれなりの値引き額が出ていますので、値引き交渉のしがいがある車だと思います。購入を考えている人はさまざまな工夫をして交渉に臨んで欲しいと思います。

ここで紹介した方法以外にも、たとえば「車両本体価格よりもディーラーオプション、アクセサリーからの値引き交渉に力を入れる」という作戦もあるので、色々と情報を収集して試してみるのも有効です。

ただしあまり強引な値引き交渉は禁物といえます。本文中でも少し触れたように、ディーラーや営業マンとの付き合いは車を購入した後からが本番だからです。

気持ち良くアフターサービスを受けるためにも、値引き交渉はほどほどにしておくのが吉だと筆者は思います。充実したアフターサービスを受けられれば、それは購入時の大型値引きに勝るほどの価値があるからです。