新型スペーシアにはたくさんの口コミ評価・評判が寄せられています。
こちらでは新型スペーシアの口コミ評価・評判に関する情報をまとめさせていただきました。
なお本稿執筆時点(2018年1月)は新型スペーシアの発売直後で納車が進んでいないこともあり、ご紹介する口コミ評価・評判は試乗時のものとなります。
新型スペーシアのエクステリアに関する口コミ
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/38147
まず最初に新型スペーシアのエクステリア(外観)に関する口コミ評価・評判から見てみましょう。
本モデルの2代前に相当するパレットは没個性というか、街中で見かけても風景に埋もれてしまってましたが、このモデルのデザインは良いですね。個性があって可愛いし、街中で存在感をアピールしてくる感じで好きです。
エクステリアは男性が乗っても似合うと感じました。
スペーシアは柔らかいデザインですが、N-BOX の存在感がより際立つのでハイトワゴンを購入する人からすると、N-BOX のほうがいいのかもしれません。
スーツケースをモチーフにする意味が理解できません。スーツケースの取っ手の様なデザインのせいで、実際の車格よりも小さく見えてしまいます。このカテゴリのユーザーって、立派に見える車格感を求めているのでは?全体を見渡しても、なんら心に響く部分がありませんでした。
新型スペーシアのプレス向け発表記者会見でスズキの鈴木社長は、先代スペーシアがホンダN-BOXに比べて売れなかった理由の1つに「デザインの差で、N-BOXの方が大きく見える」という点を挙げています。
引用:https://kakakumag.com/car/?id=11376
そのため先代スペーシアに比べて高さを上げ、ボディ―の厚みを強調するデザインにしたそうです。
引用:https://clicccar.com/2017/12/18/539897/suzuki_19/
他の軽ハイトワゴンに比べて先代スペーシアの特に室内サイズが狭い、ということはありませんでしたが、絶対的なボディサイズの小ささから室内の狭さを連想する向きもあったのかもしれません。
軽自動車のボディサイズはどうしても規格上の制限を受けますが、どの軽自動車も全長と全幅はほぼ規格一杯のサイズです。差をつけるとすればデザイン面で視覚的な効果を狙うか、物理的に全高を高くするくらいしか手はないわけです。
そして口コミの中にもありましたが、スズキは新型スペーシアのエクステリアデザインを「スーツケースをモチーフにした」と言っています。
引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/whichone-5000960/photo/0015.html
ボディ側面にあしらわれた凹凸はスーツケースのそれを表現しているようです。
引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/whichone-5000960/photo/0014.html
フロントグリルのSマークの左右はジッパーを表現しているとか。
「スーツケースにジッパーはあったっけ?」という疑問はさておき、正直なところ「モチーフはスーツケースです」と言われても全く響いて来ない、というのが筆者の個人的な感想です。
それよりもN-BOXに徹底的に似せてきた方が気になります。
引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/whichone-5000960/photo/0166.html
全高を上げたところ、ボンネットの傾斜をなくして水平にしたところなど、完全にN-BOXに合わせてきています。
「N-BOXみたいなデザインにすればいいんでしょ!」というスズキのある意味での開き直りを感じる気もしますが、ある意味では先代スペーシアに比べると個性を失ったと思います。
新型スペーシアのインテリアに関する口コミ
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/38147
続いて新型スペーシアのインテリア(内装)に関する口コミ評価・評判です。
カスタムと違ってベージュの内装です。ドリンクホルダー、ドアポケットなど収納に困りません。インパネシフト車の為、前席のウォークスルーが可能です。
インパネ回りやシートは結構上質です。(あくまで前車と比較して)全高が高くなったためか、頭上空間は広く感じます。
先代より質感はかなり向上しています。扱いやすさ、触り心地、座り心地、見た目などすべての面において進化してます。価格を考えるとN-BOX と同等か、それ以上の質感と感じました。後席のシートアレンジのしやすさは圧倒的に向上しています。室内空間もライバルと同等になりました。空間効率は軽自動車で一番いいです。あと、ヘッドアップディスプレイはかなり見やすくて便利です。
後出しでありながら、あのクルマよりも格段に安っぽく感じられます。あのホーロー鍋のような質感の加飾パネルはなんなんですか?オシャレにもカジュアルにも感じられず、ただただ安っぽく見えるだけです。あのようなものを、スイフトには絶対に採用しないでいただきたいですね。
新型スペーシアの内装で真っ先に目に入るのは助手席側に設置されたインパネアッパーボックスでしょう。
引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/whichone-5000960/photo/0047.html
口コミにあった「ホーロー鍋のような質感の加飾パネル」はこの表面の質感を指していると思われます。実際はホーロー鍋というよりは艶のあるプラスチックのような質感です。
表面に刻まれている凹凸は恐らくスーツケース感、ということでしょう。好みは分かれると思いますが、好意的に解釈すれば凹凸のおかげで上にのせたものが滑り落ちにくい、というメリットはあります。
使い勝手は中々良く、中にはスマホやタブレット、財布や家のカギなどをしまえますし、その下にはインパネドリンクホルダーやボックスティッシュなどをしまえるインパネボックスもついています。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/spacia/luggage/
車検証やメンテナンスノートなどを入れておくグローブボックスはこの下にあります。収納スペースについてはこの手の車らしく十分に備えられていると考えて良いでしょう。
室内サイズですが、新型スペーシアは2,155mm×1,345mm×1,410mm(室内長×室内幅×室内高)となっており、N-BOXの2,240mm×1,350mm×1,400mmに比べると室内長、室内幅は小さく、室内高のみ大きくなっています。
内装の質感全体については軽自動車ということもあって普通車に比べると劣る点は否めませんが、先代スペーシアやN-BOXなどライバル車に比べて劣るということは感じません。質感は比較的高いと思います。
内装色はベージュとブラックが用意されていますが、ベージュはN-BOXに比べると若干明るめなので、室内空間が広く見えるというメリットもあります。
新型スペーシアの走行性能・乗り心地に関する口コミ
引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1102/810/html/18_o.jpg.html
最後に新型スペーシアの走行性能・乗り心地に関する口コミ評価・評判をご紹介します。
登り坂などは分かりませんが一般道なら問題無さそうです。合流時に、エンジンとモーターのトルクをアップさせるパワーモードが あります。走ってすぐに車速連動オートドアロックが作動しました。
揺れなどは感じませんでした。ワゴンRと同じ大きなフロントシート。良かったです。後席シートもリクライニング機能を備えています。車体の傾きも気になることは ありませんでした。ロードノイズも、それほど気になりませんでした。
ロールが大きいのはハイト系ミニバンの宿命ですが、まずまずです。市街地走行には不足はありません。
以前の試乗でスペーシアよりN-BOX のほうが良い気がしましたが、ほとんど変わりませんでした。滑らかなスペーシアとパワーのあるN-BOX という印象の違いのみの差であることが分かりました。スペーシアはジャトコの副変速CVTからアイシン製のCVTに変更され、レスポンスが向上してます。ハイト系とはいえ、軽自動車の平均的な動力性能は確保してあるため十分といえます。ただ、普通車からのダウンサイジングを考えているのであればターボがあるカスタムをオススメします。
後輪が沈み込んで傾きやすいN-BOX と比べるとスペーシアはワンランク以上の良さがあります。N-BOX はけっこう怖いです。スペーシアはワゴンRと同様に路面に吸い付いてくれるのが好印象でした。横風や路面のギャップがあるところでもスペーシアは他のライバルより安心して走れました。唯一、ブレーキフィールはN-BOX が若干良いです。走行性能を犠牲にしたくないのであればスペーシアの一択です。
路面からの大きな振動等はN-BOX と同等です。ただ、エンジンノイズや路面からの小さな振動はスペーシアのほうが若干よく感じました。路面からの騒音のみに関してはN-BOX が少し静かです。低速時はN-BOX 、通常走行時はスペーシアが良いです。
まったく加速しません!アクセルべた踏みでも60kmに到達するまで長い時間が掛かります。こんな加速性能で高速やバイパスの合流に突入するのは非常に危険です!いくら高度な衝突安全機能を装備しても、これでは追突の危険性大ですよ!まさに本末転倒です。街乗りレベルでも、かなりのフラストレーションが感じられます。ノーマル系のデザインで、ターボモデルが無いのはいかがなものでしょうか?
ボディの剛性感は高く、段差やコーナーでも軋んだりたわんだりするような感触は皆無です。ハイトワゴンとしてはコーナーでの回頭性も非常に良好に感じられました。
街乗りユースがメインのクルマでありながら、サスセッティングが硬すぎます。60km/h以下ではキツイ突き上げや、頭の揺すられ感がかなり感じられます。60km/h以上の速度域ではフラットな乗り心地と感じられるのですが、ちょっと操安性を重視しすぎですね。このクルマの動力性能では飛ばす気にはなれませんので、もっとソフトなセッティングにすべきです。
まず走行性能ですが、一部ネガティブな口コミも見受けられたものの全体的には「街乗りには十分」という評価になると思います。
N-BOXとの違いという点では、N-BOXは非カスタム系でもターボ搭載モデルが設定されているのに対して、新型スペーシアではNAのみ、ということです。
新型スペーシアカスタムであれば上位グレードのHYBRID XSにターボ搭載モデルが用意されています。
引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/whichone-5000960/photo/0010.html
新型スペーシアと新型スペーシアカスタムは外観上の差異が非常に大きく、同じスペーシアの名前は冠しているものの完全に別車種です。「ターボ車には乗りたいけど新型スペーシアカスタムの外観は好みじゃない」という方もいるでしょうから、新型スペーシアにもターボ搭載モデルが欲しかったところです。
NAでも普通に街乗りしている分には不自由を感じることはないでしょうが、人や荷物をたくさんのせている時や、登坂時、流れの早い幹線道路の走行時などにはパワー不足を感じる場面が出て来ると思います。
乗り心地や回頭性、剛性感などは概ね高評価となっていますが、これは新型スペーシアがスズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用していることが大きいと思います。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/technology/heartect/
HEARTECTの導入は軽量化と高剛性化をもたらしますが、先代スペーシアに比べると新型スペーシアは「シャッキリ感」が増し、交差点やカーブを曲がる際に車体がヨレる感じが消えています。
ただし新型N-BOXも現行型にフルモデルチェンジするにあたってプラットフォームを刷新していますので、N-BOXとの比較においては新型スペーシアが大きなアドバンテージを得ているわけではありません。フルモデルチェンジで追いついた、と考えておくべきでしょう。
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新型スペーシアの口コミ評価・評判のまとめ
引用:https://www.goo-net.com/magazine/103367.html
以上、新型スペーシアの口コミ評価・評判についてまとめてみました。
今回の口コミは試乗時のものが中心となってしまいましたが、今後購入者への納車が進むと実際にオーナーとして乗ってみた感想が続々とネットにアップされると思います。
口コミは新車購入を検討する際にとても参考になるものですが、あくまでも「他者の意見」に過ぎません。自分がどう感じるかは実際に乗ってみないとわかりません。
そのため本気で購入を検討している場合は絶対にディーラーで試乗をするようにしてください。出来ればレンタカーで借りてみて丸1日乗ってみると良い点も悪い点もしっかり把握できると思います。