新型メルセデス・ベンツ CLAのエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは新型メルセデス・ベンツ CLAのエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
目次
新型メルセデス・ベンツ CLAへのエコカー減税制度の適用状況
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/photo/20190305-20104925-carview/25/#contents
まず最初に、新型メルセデス・ベンツ CLAへのエコカー減税制度の適用状況を紹介します。
新型メルセデス・ベンツ CLAはクリーンディーゼル仕様のみエコカー減税制度の対象となります。ガソリン仕様は対象とはなりません。
クリーンディーゼル車は電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車などと共に「次世代自動車」という扱いとなり、最高の優遇を受けています。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/technology/contentpager%contentpager%7Ctechnology-c118.module.html
そのため自動車重量税は全額免除(初回車検時も免除)、自動車税はおおむね75%が減免となります。
そのためエコカー減税制度の適用を受けて新型メルセデス・ベンツ CLAを少しでも安く買いたい、という人はクリーンディーゼル仕様に絞って検討することをおすすめします。
2019年度のエコカー減税制度の概要
引用:https://news.mynavi.jp/article/20190906-mercedes-sedan/
それでは次に、2019年度のエコカー減税制度の詳細な内容について紹介します。
そもそもエコカー減税制度は、環境に優しい車にかかる税金を軽減してその普及を促そう、というものです。
環境に優しいかどうかを判断するために、国は排出ガス基準と燃費基準を設けていて、この基準をどの程度のレベルで達成するかによって優遇内容が変わってきます。
なおエコカー減税制度はあくまでも暫定的なもので、恒常的なものではありません。そのため何度かの延長を経て現在に至っており、その度に内容が若干変わっています。
エコカー減税制度について調べる場合は、必ずその情報が最新のものであることを確認するようにしてください。このページではあくまでも2019年度(正確には2019年10月上旬時点)のエコカー減税制度を紹介しています。
エコカー減税制度で優遇される税目は「自動車重量税」「自動車税」の3つです。自動車税の減免は正確には「グリーン化税制」という別の制度での減免となりますが、便宜上エコカー減税制度とひと括りにして考えます。
なお2019年9月30日までは「自動車取得税」という税目が存在し、こちらもエコカー減税制度で優遇されていましたが、2019年10月1日の消費税増税に伴って廃止されています。
2019年10月からは代わりに「環境性能割」という新たな税目が導入されることになっていますが、こちらの詳細も次章で紹介します。
各税目の詳細については次章以降で説明しますが、これらの税金がどの程度減免されるのかをまとめたのが以下の表です。
排出ガス基準 | 燃費基準 | 自動車重量税(※1) | 自動車税(※3) |
平成17年排出ガス基準75%低減レベル | 2020年度燃費基準達成 | 25%軽減 | 減免なし |
2020年度燃費基準+10%達成 | 25%軽減 | 普通自動車50%軽減 軽自動車25%軽減 | |
2020年度燃費基準+20%達成 | 50%軽減 | 普通自動車50%軽減 軽自動車25%軽減 | |
2020年度燃費基準+30%達成 | 50%軽減 | 普通自動車75%軽減 軽自動車50%軽減 | |
2020年度燃費基準+40%達成~+80% | 全額免除 | 普通自動車75%軽減 軽自動車50%軽減 | |
次世代自動車(電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車※5、プラグインハイブリッド自動車、 クリーンディーゼル車※6)、2020年度燃費基準+90%達成以上 | 全額免除(※2) | 普通自動車75%軽減 軽自動車75%軽減(※4) |
※1:2021年4月30日までに新車登録・届出した場合(および一部自動車でのこの期間内に初回の継続検査を受ける場合)
※2:購入時に加えて初回車検時も免税
※3:新車購入の翌年度に適用、2021年3月31日までの新車登録車を対象
※4:2020年度燃費基準+50%達成車は50%軽減
※5:平成21年排出ガス規制NOx10%以上低減又は平成30年排出ガス規制適合
※6:平成21年排出ガス規制適合又は平成30年排出ガス規制適合の乗用車
現在発売されている新車はすべて排出ガス基準は満たしています。問題は燃費基準です。
2019年現在は「2020年度燃費基準」が基準になっており、この基準をより高いレベルで達成すればするほど税金の減免度合いは高くなっていくわけです。
新型メルセデス・ベンツ CLAの購入時にかかる税金
引用:https://news.mynavi.jp/article/20190906-mercedes-sedan/
それでは最後に、新型メルセデス・ベンツ CLAの購入時にかかる税金を具体的に計算してみたいと思います。
なお税額の計算に用いるのは、クリーンディーゼル仕様はクーペのCLA200d、ガソリン仕様はクーペのCLA250 4MATICとします。
消費税
まず最初に消費税です。
ご存じのように消費税は2019年10月から10%に増税されました。
なおCLA200dは472万円、CLA250 4MATICは534万円となっていますが、これは消費税10%が含まれた税込価格です。
税抜価格はそれぞれ424万8,000円、480万6,000円で、消費税額はそれぞれ47万2,000円、53万4,000円となります。
環境性能割
前述のとおり、環境性能割は消費税の増税とセットで廃止された自動車取得税に代わって2019年10月1日から新しく導入されたものです。
環境性能割は自動車取得税同様、「車の取得価額」に対して一定の割合で課税されます。
取得価額とは車の定価や実際に購入した価格ではなく、車種ごとグレードごとにあらかじめ決められている「課税標準基準額」(税抜き価格のおおむね9割)に車に固定装着されるオプション(サンルーフなど)の金額を合計したものです。
オプションの装着状況によっても変わってくるので、詳細はディーラーに確認してください。
自動車取得税はこの取得価額の3%(軽自動車は2%)と一律税率が決まっていましたが、環境性能割は国が定めた排出ガス基準と燃費基準の達成度合いによって税率が変わってきます。
つまり環境に優しい車ほど税率が下がる、というわけです。
この税率をまとめたのが以下の表です。
排出ガス基準 | 燃費基準 | 税率(普通車) | 税率(軽自動車) |
★★★★ 平成30年排出ガス規制からNOx50%低減達成車又は平成17年排出ガス規制からNOx75%低減達成車 | 下記以外 | 3% (2019年10月1日~2020年9月30日は2%) | 2% (2019年10月1日~2020年9月30日は1%) |
2015年度燃費基準+10%達成 | |||
2020年度燃費基準達成 | 2% (2019年10月1日~2020年9月30日は1%) | 1% (2019年10月1日~2020年9月30日は非課税) | |
2020年度燃費基準+10%達成 | 1% (2019年10月1日~2020年9月30日は非課税) | 非課税 | |
2020年度燃費基準+20%達成 | 非課税 | ||
次世代自動車(電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車※6、プラグインハイブリッド自動車、 クリーンディーゼル車※7) |
ここでもクリーンディーゼル車などの次世代自動車は優遇されています。
そのためCLA200dの環境性能割は非課税、つまり0円です。
CLA250 4MATICは少なくとも2020年度燃費基準達成車ではないので、税率は2%(2020年9月30日までの暫定。2020年10月1日以降は3%)となり、約8万6,510円となります。
自動車重量税
自動車重量税は車の重さにかかる税金で、新車購入時と車検時に納める必要があります。
税率は車両重量500gごとに決められていますが、エコカー減税制度を受けるか否かで細部が色々と変わってきます。
新型メルセデス・ベンツ CLAの車両重量は、CLA200dが1,570-1,620kg、CLA250 4MATICが1,560-1,610kgです(オプションの装着状況によって変動)。
これらはいずれも「~2.0トン以下」というカテゴリに入ります。
CLA200dは本来3万円の重量税が課税されますが(本則税率)、エコカー減税制度により全額免除されるので0円です。3年後の初回車検時も0円となります。
CLA250 4MATICは4万9,200円です(エコカー外)。
自動車税
自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者(使用車)に対して課税されます。
新車購入時は登録をした月から翌年3月までの月割り分を納めることになります(軽自動車税の月割り制度はなし)。
税額は排気量によって変わります。CLA200dとCLA250 4MATICは共に2.0Lなので、「~2.0L以下」というカテゴリとなります。
CLA200dはエコカー減税制度により「おおむね75%の減税」となりますので、税額は1万円です。
CLA250 4MATICは3万9,500円となります。
新型メルセデス・ベンツ CLAのエコカー減税他自動車税のまとめ
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/photo/20190305-20104925-carview/12/#contents
以上、新型メルセデス・ベンツ CLAへのエコカー減税制度の適用状況とエコカー減税制度の概要、新型メルセデス・ベンツ CLAを新車購入した場合にかかる税目と税額について紹介しました。
クリーンディーゼル仕様はエコカー減税制度の恩恵を受け、諸費用がかなり減免されることがわかったと思います。
その上低燃費、かつ燃料単価も安いとなれば、クリーンディーゼル仕様のお買い得度は高いと言わざるを得ません。
なお繰り返しになりますが、エコカー減税制度は毎年猫の目のように変わります。購入を検討している場合は必ず最新の情報を確認するようにしてください。