新型メルセデス・ベンツ CLAのオプションの情報が公開されています。
こちらでは新型メルセデス・ベンツ CLAにはどのようなオプションがあるかなどをご紹介しています。
目次
新型メルセデス・ベンツ CLAの推奨オプション
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/40852#image-5
新型メルセデス・ベンツ CLAのオプションは大きく「推奨オプション」「受注生産オプション」「アクセサリー」の3種類に分かれています。
このうち推奨オプションはいわゆるパッケージオプションで、いくつかの関連オプション装備がパックになっています。
なお推奨オプションと受注生産オプションはメーカーオプション、アクセサリーはディーラーオプションといった扱いです。
それではまず最初に、推奨オプションであるパッケージオプションから見ていきましょう。
レーダーセーフティーパッケージ:25万円
- アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)※
- アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
- PRE-SAFE、PRE-SAFEプラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
- PRE-SAFEサウンド、緊急回避補助システム、渋滞時緊急ブレーキ機能
- アダプティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)
- アクティブレーンキーピングアシスト
- アクティブステアリングアシスト
- (アクティブレーンチェンジングアシスト、アクティブエマージェンシーストップアシスト)※
※印はナビゲーションパッケージ同時装着時に追加される装備
近年発売される新車にとってもはや欠かせないものとなった先進安全装備群ですが、新型メルセデス・ベンツ CLAでは原則としてオプション扱いとなっています。
メルセデス・ベンツは自動運転をアクシデント・フリーへ向けた重要なステップと位置づけ、開発に全力を挙げています。
引用:http://www.intelligent-drive.jp/philosophy/
その性能は国産メーカーを凌ぐといわれており、新型メルセデス・ベンツ CLAではメルセデス・ベンツ最高峰のラインナップであるSクラス並みの先進安全装備を用意していることが1つの売りとなっています。
しかしながらそのほとんどがオプションであるのはやや残念なところです。
パッケージの中で注目したいのはアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)とアクティブレーンチェンジングアシストです。
アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックは要するにアダプティブクルーズコントロール(ACC)と同義です。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/safety/intelligent-drive-detail-c118.module.html
ステアリングに手を添えているだけで前車に追従して自動的に加減速して走行し、アクティブステアリングアシスト機能によって車線も保持します。もちろん停車後の再発進も自動で行ってくれます。
そしてアクティブレーンチェンジングアシストは移動したい車線側のウインカーをつけるだけで自動的に車線変更をしてくれるというものです。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/safety/intelligent-drive-detail-c118.module.html
ただしこれは80km/h以上でないと働かず、高速道路限定の機能となります。
この2つの機能で新型メルセデス・ベンツ CLAは半自動運転が可能です。
しかし2つを使うためにはレーダーセーフティーパッケージだけではなく、この後紹介するナビゲーションパッケージも同時装備する必要があります。
ナビゲーションパッケージ:18万7,000円
- ナビゲーション
- Mercedes me connect:ナビゲーションサービス
- Mercedes me connect:USBオンデマンド地図更新・オンライン地図更新
- VICS-FM多重放送、テレビ機能(12セグ/ワンセグ自動切替)
- トラフィックサインアシスト
新型メルセデス・ベンツ CLAにはMBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)が標準装備されています。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/mercedes-me-connect/model-year-update-c118.module.html
MBUXは「ハイ、メルセデス」と車に話しかけるだけで起動し、「少し寒い」と言えば室温を上げてくれ、「サンルーフを開けて」と言えばサンルーフを開けてくれます。つまり声だけであらゆる
10.25インチのタッチスクリーン型のワイドスクリーンとコックピットディスプレイ、タッチコントロールボタンやAM/FMラジオなどが含まれていますが、標準装備のままだとナビ機能がついていません。
そしてナビ機能と連動させないとMBUXは「宝の持ち腐れ」状態になります。ナビ機能があってこそ、MBUXをフル活用することができます。
なおトラフィックサインアシストはカメラが制限速度などの標識を読み取ってディスプレイ上に表示してくれる、というもので、制限速度を超えて走っている場合は警告が出ます。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/safety/model-year-update-c1182.module.html
AMGライン
- AMGスタイリングパッケージ[フロントスポイラー、サイド&リヤスカート]
- Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー[フロント]
- ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)
- 本革巻スポーツステアリング(ナッパレザー、レッドステッチ入)
- レザーDINAMICAシート(レッドステッチ入)
- DINAMICAインテリアトリム(レッドライン入)
- 18インチAMG5ツインスポークアルミホイール
- マルチビームLEDヘッドライト、アダプティブハイビームアシスト・プラス
- アンビエントライト(64色)
AMGとは「メルセデスAMG」という、ダイムラー(=メルセデス・ベンツ)が展開するスポーツレース系ブランドのことです。元々はメルセデス・ベンツとはまったく別資本の独立系チューナーでしたが、その後ダイムラーに吸収され、2014年からはメルセデスAMGというメルセデス・ベンツのサブブランドになっています。
そしてこのAMGラインは、AMGが開発した新型メルセデス・ベンツ CLA専用のドレスアップパーツがパッケージ化されたものです。
引用:http://www.mercedes-benz.jp/passenger/estimate/cla_class/?owda=cla+coupe
インテリア各所に入っているレッドステッチが上品さとスポーティーさを醸し出しています。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41404
新型メルセデス・ベンツ CLAの受注生産オプション
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/40852#image-5
それでは次に、新型メルセデス・ベンツ CLAに用意されている受注生産オプションを見てみましょう。
受注生産オプションについて、1点注意したいことがあります。
それは受注生産オプションを装備すると、納車までに6カ月以上の時間がかかるということです。
推奨オプションを装備したものはインポーターがあらかじめある程度の台数を輸入して在庫を確保しておきますが、受注生産オプションを装備したものは注文を受けてからドイツ本国へ発注を行い、製造が終わってから船便で日本に運ばれます。そのためどうしても納車に時間がかかってしまうわけです。
納期を優先する人は受注生産オプションを装備すべきか、よく考える必要があります。
AMGレザーエクスクルーシブパッケージ:20万8,000円(AMGラインと要同時装着)
- 本革シート(ツートーン)
- アルミニウムインテリアトリム
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41404
AMGレザーエクスクルーシブパッケージの肝は何と言ってもツートーンの本革シートです。
上の画像はクラシックレッド/ブラックのツートーンですが、他にチタニウムグレー/ブラックのツートーンもあります。
推奨オプションのAMGラインと同時装着する必要がある点に注意してください。
レザーエクスクルーシブパッケージ:26万円(AMGラインと同時装着はできない)
- 本革シート
- アンビエントライト(64色)
- ブラウンウォールナットウッドインテリアトリム
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41404
上の画像の本革シートはマキアートベージュですが、この他にブラックも選ぶことができます。
アンビエントライトというのは車内の間接照明のことで、ディスプレイ上で好みの色を選ぶことによって変えることができます(下の画像は旧型のものです)。
引用:https://katori.me/blog/2019/01/m-benz-cla-review/
引用:https://katori.me/blog/2019/01/m-benz-cla-review/
レザーエクスクルーシブパッケージはAMCラインとの同時装着はできません。
アドバンスドパッケージ:20万8,000円(レーダーセーフティパッケージと要同時装着)
- 360°カメラシステム
- ヘッドアップディスプレイ
- アドバンスドサウンドシステム(スピーカー数:10)
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/facts-and-lines/package-option-c118.module.html
新型メルセデス・ベンツ CLAはパーキングアシストリヤビューカメラが標準装備されますが、360°カメラシステムはさらに機能を発展させ、真上から車を見下すような視点で周囲の状況を映像で表示します。これによって駐車時の死角の確認がより確実にできるようになります。
ヘッドアップディスプレイは運転席前方に高解像度のカラー画像で車速やナビの状況などが表示される、というものです。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/facts-and-lines/accessory-c118.module.html
なおアドバンスドパッケージはレーダーセーフティーパッケージとの同時装着が必要です。
その他、受注生産オプションには「パノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付):16万6,000円」「ETC2.0対応車載器(VICS3メディア対応):3万3,000円」「LEDロゴプロジェクター:3万3,000円」「ドライブレコーダー[フロント](microSDHCカード16MB付属):5万円」があります。
新型メルセデス・ベンツ CLAのアクセサリー
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/40852#image-5
最後に新型メルセデス・ベンツ CLAのアクセサリーです。
推奨オプションと受注生産オプションはメーカーの工場で取り付けられるものですが、アクセサリーはインポーターの納車整備センターやディーラーで取り付けされるものです。
アクセサリーは外装や内装はもちろん、キーホルダーに至るまで非常にバラエティに富んでいます。ここですべてを紹介するのは不可能なので、おすすめのもののみ紹介します。
おすすめパッケージ:9万1,167円
- フロアマットプレミアム
- ドライブレコーダー[フロント]
- ETC2.0対応車載器(NTG6専用)
- USBアダプターケーブル
それぞれ4万3,200円、3万7,800円、2万8,080円、2,160円、合計11万1,240円のところ、このおすすめパッケージで装備すると9万1,167円、つまり2万1,240円もお得になります。
どれも新車購入時と同時に装備しておきたいものばかりなので、絶対的におすすめです。
アルミホイール各種
引用:http://www.mercedes-benz-accessories.jp/list.html?clid=4&cid=3
新型メルセデス・ベンツ CLAは純正18インチアルミホイールを履いていますが、アクセサリーで別のものを履くこともできます。AMGで開発されたものなので、新型メルセデス・ベンツ CLAとのマッチングが非常によいです。
個人的には19インチの5ツインスポークのものがよく似合うと思います。
新型メルセデス・ベンツ CLAのオプションのまとめ
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/40852#image-5
以上、新型メルセデス・ベンツ CLAのオプションについて紹介しました。
おすすめのオプションですが、まずナビゲーションパッケージは必須だと思います。本文中でも触れたように、これがないとMBUXの真価が発揮されないからです。
ナビを使わない、という人はともかく、何らかの形でナビを用意するのであればナビゲーションパッケージにしておくことを強くおすすめします。
せっかくメルセデス・ベンツの車に乗るのであればレーダーセーフティパッケージもぜひ欲しいところです。
AMGラインは内外装のデザインにこだわりたい人にはおすすめですが、新型メルセデス・ベンツ CLAすでにノーマルの状態でも完成度が高いので、こだわらない人にとっては必要ないかもしれません。もちろん予算に余裕があれば装着してください。
受注生産オプションはどうしても納期が長くなる点が気になってしまいます。
ただパノラミックスライディングルーフは後席まで太陽光を届けてくれますので、特にシューティングブレークに乗ってドライブに出かけるような人はぜひ検討していただきたいと思います。