新型レクサス LCの価格・値段がいくらなのか公開されています。
こちらでは新型レクサス LCの価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。
トヨタの最も印象的な2ドアクーペと言えば、やはり初代ソアラを挙げる人は多いでしょう。
直線基調のデザインながらボリュームのあるリアランプなど、圧倒的な存在感でヒット商品になったクルマです。
3rdソアラがレクサスSCとしてアメリカで発売され、SCのモデルチェンジ後は従来の日本車とはかけ離れたほどの優美なデザイン+ハードトップカブリオレで誕生。その後継がレクサスLCです。
クーペは、スタイリングの美しさだけでは評価されません。
レクサスLCはどんなクルマなのでしょうか?
プライスから探っていきましょう。
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セルシオ登場から18年、ようやくデビューした”買える”クーペ
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レクサスの原点となったクルマと言えば”セルシオ”。1989年、折しも平成と改元されたこの年は日産スカイラインGT-R(あまりにも有名な、R32型)が8月にデビュー、9月にはマツダからユーノス・ロードスター(現:マツダ・ロードスター)がデビューしています。
そして、セルシオが10月にデビュー(初代レクサスLS)。
開発に5年も費やしたと言われただけでなく、トヨタではありえなかった「ハンドメイド」部分を入れた製造過程と高い品質が世界に衝撃を与えました。
レクサスが誕生してから15年以上、ようやく満を持してデビューしたのがLC。
レクサスLFA(2009年発売、3,750万円)が500台(日本国内での販売数は165台。その後200台に修正)の限定生産であったこと、そして価格が世間離れしていたのに比べ、LCはようやく本来のレクサスプライスに降りてきたクーペと言えるのです。
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LC500h
引用:https://preview.netcarshow.com/Lexus-LC_500h-2017-1600-1c.jpg
LC500h
・3.5L V6 HYBRID
■LEXUS LC 500h ”L package”:1,350万円
■LEXUS LC 500h :1,350万円
■LEXUS LC 500h ”S package”:1,450万円
LCのグレードはエンジン形式で分かれています。従来通り、車名に”h”が付くハイブリッドと、車名に何も付帯しないNAグレード(Natural Aspiration=自然吸気)の2つがあり、自然吸気エンジンは”V型8気筒”。
これはスポーツマシンが好きな方にはたまらないエンジンでしょう。
ハイブリッド車のトランスミッションは、LEXUS LSのような”CVT”ではありません(新型は10速AT)。
電子制御10速ATを搭載しており、開発者は非常に悩んだのでは?と思わせるようなファーストインプレッションが世界から寄せられています。
今回のLCハイブリッドは、単なる燃費向上や静粛性だけを追求しているのではなさそう。
その理由として、次のようなドライビングレポートがあちこちで散見されます。
引用:https://images.cdn.autocar.co.uk/sites/autocar.co.uk/files/styles/gallery_slide/public/images/car-reviews/first-drives/legacy/lexus-lc500-webdrive-1097.jpg?itok=B_4Erltt
ハイブリッド=ギヤチェンジのないCVTという固定概念が強く、シフトチェンジでかすかにエンジンの唸り音が聞こえるのが不思議に思われた。
実は、モーターによる走行中の際に聞こえたのは「作られた唸り音」だったのか?と驚いた。そこまでトヨタがこだわったのには驚嘆させられる
引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1049/652/01.jpg
LC500
引用:https://1.bp.blogspot.com/-2EI7T9phxn4/WM5uQWIb6FI/AAAAAAAACMs/UbWgdXVTpsgkyYzbcsXl7Y5lAwxLmpMIQCPcB/s1600/2018%2BLexus%2BLC%2B500%2Bae02.jpg
LC500
・5.0L V8
■LEXUS LC 500 ”L package”:1,300万円
■LEXUS LC 500 :1,300万円
■LEXUS LC 500 ”S package”:1,400万円
今どきターボもスーパーチャージャーもないスポーツカー…というのは非常に贅沢なクルマ。
総排気量を抑えて、過給機でパワーを増幅させるのが世界の潮流にも拘わらず、あえてNAを持ってきたところに、レクサスのブランド構築が伺えます。
逆に言えば、ベースモデルで1,300万円というブランド価値には、どうしてもノンターボエンジンが必要だった…ということになるのでしょう。
古典的なエンジンフィールは、意外にも30代より若い人たちには新鮮に思われるかもしれません。
レクサス誕生からそろそろ20年ですが、”美しいスタイリングを持ったクーペ”+”ハイブリッドとNAという究極のパフォーマンス選択”がレクサスブランドの新しい価値と言えるのではないでしょうか。
引用:htttps://cnet4.cbsistatic.com/img/qj3gyP2BtYZxVs4WdTAkwsSVa5E=/770×433/2016/12/08/c789abd6-d34d-4d54-b051-8df8c31e6da8/2018-lexus-lc-500-5.jpg
クーペファンにとっては、新型LCは垂涎の的。ですが、LEXUSに興味のある方、あるいは乗用車そのものに少しでも関心のある方なら、パッと見で”かっこいい…””美しい…”と驚くのは間違いありません。
欧州でも”もはや911を買うよりも、LCの方がいい”というコメントも寄せられているほど。
そして、5LのV8エンジン、ハイブリッド+10速ATという2点とインテリアを見て、1,300万円、1,450万円というプライスに納得する…という声が続々アップされているのも分かるでしょう。
価格帯で競合するクルマは?
引用:htttps://fanblogs.jp/namax/file/16-03-01-gallery-lexus-lc-500h-atomic-silver-4-2.jpg
気になるのは、競合車の存在。というよりも、今回ばかりはBMWやメルセデス・ベンツが脅威に感じているのは間違いないところでしょう。
■BMW6シリーズ・クーペ
……1,054万円~:3.0L、4.4Lエンジン
■メルセデス・ベンツSクラスクーペ
……1,477万円~:3.0L、4.7L、但し全長は5,025mmとLCよりも255mm大きい
■ポルシェ 911カレラ
……1,239万円~水平対向6気筒ターボ3L
メルセデス・ベンツの場合、EクラスとSクラスのちょうど間の”サイズ””価格”がLCの立ち位置、となりますが、エンジンサイズではLCはやはり独特の存在感。
ドイツ車やマセラッティといったイタリア車が”占有”している高級クーペ市場に割って入るには、かなりインパクトのあるLC。
今後の売れ行きやレクサスブランドの動きにも目が離せませんね!
引用:htttps://assets.nydailynews.com/polopoly_fs/1.2975529.1487354718!/img/httpImage/image.jpg_gen/derivatives/article_750/nydn-2018-lexus-lc-500h-driving.jpg