新型ポルシェ 718 ケイマン/718 ボクスターのオプションの情報が公開されています。
こちらでは新型ポルシェ 718 ケイマン/718 ボクスターにはどのようなオプションがあるかなどをご紹介しています。
目次
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターのオプションに対する考え方
引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2016/02/25/159412/?view=photo&photo_id=12
まず最初に、718ケイマン/718ボクスターの購入を検討する上で持つべき「オプションに対する考え方」を確認しておきましょう。
最近の車は国産車も含めて標準装備が大変充実しており、ひと昔前のようにオプションであれやこれやと装備をする必要があまりなくなっています。この傾向はどちらかというと輸入車に顕著だと思います。
しかしながらポルシェは718ケイマン/718ボクスターに限らず標準装備されるものが割と少ないです。
つまりオプションが豊富に用意されており、その中から好きなものを選んで組み合わせていく余地が残されているわけです。
これは購入者にとってはメリットとデメリットの両方があります。
引用:http://levolant-boost.com/2016/06/01/12498/718-boxster-19/
まずメリットですが、これは言うまでもなく「オプションを選び楽しみ」を味わえるというものです。
新車を購入したことのある方は経験済だと思いますが、購入決定前にカタログを見ながらどのオプションをつけようか頭を悩ませる時間というのは中々楽しいものです。
予算の制約がありつつも豊富なオプションの中から自分好みの1台を仕上げていくのは新車購入時の醍醐味の1つといえます。
次にデメリットですが、これは「オプションをつければつけるほど最終的な購入金額が跳ね上がっていく」ということです。
例えば車両本体価格が300万円で「これなら買える!」と思っても、ひと通りオプションをつけた見積もりを確認するといつの間にか400万円を超える金額になっていたりします。
718ケイマン/718ボクスターの場合、このメリットもデメリットも思う存分味わうことが出来てしまいます。
オプションが豊富に用意されていることもさることながら、1つ1つの価格が非常に高額になっているということです。
1番典型的なのがトランスミッションです。
718ケイマン/718ボクスターのトランスミッションは6速MTとPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)の2つが用意されていますが、これはあくまでも「6速MTが標準、PDKがオプション」という扱いです。
そのためPDKを選択するとオプション料金として524,000円が必要になります。
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1503980017&screen=1280×1024&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=982120&MODELYEAR=2018&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
また、ボディカラーも要注意です。
718ケイマン/718ボクスターに用意されているボディカラーは全部で14色ですが、そのうち追金なしで購入出来るのは4色のみで、メタリック系の7色はプラス150,000円、スペシャルカラーの3色はなんとプラス426,000円も必要になります。
718ケイマン/718ボクスターはプレミアムブランドであるポルシェの車にしては比較的お求めやすい価格であることが特徴の1つであり、最も安い価格がついているのは718ケイマンの655万円になります。
ポルシェのフラッグシップモデルである911は最も安いカレラでも1,300万円を超えますので、その半値以下でポルシェに乗れる、となると「頑張れば自分にも手が届きそうだ」と思ってしまいがちです。
しかし655万円の718ケイマンにPDKをつけただけで700万円を超え、メタリックカラーにすると720万円を超えてしまいます。
ついでに申し上げると718ケイマン/718ボクスターはオートエアコンが139,000円のオプション扱いなので、それもつけると740万円弱になります。
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1503980017&screen=1280×1024&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=982120&MODELYEAR=2018&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
この時点で既に655万円から80万円もプラスになっています。しかも実質的な装備品としてはオートエアコンがついただけで、その他の走りや外装に関わる装備品や快適装備は一切ついていません。
これらのオプション装備もプラスしていくと価格は更に高くなります。
718ケイマン/718ボクスターは車両本体価格は確かに比較的安いですが、様々なオプションをつけると一気に価格が跳ね上がる、ということは頭に入れておく必要があるということです。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターのおすすめオプション
引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2016/09/09/185339/
それでは718ケイマン/718ボクスターに数あるオプションの中から、これはぜひ装備しておきたい!というおすすめのオプションをいくつかご紹介したいと思います。
■PASM(260,000円)
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1503980017&screen=1280×1024&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=982120&MODELYEAR=2018&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
PASMとは「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム」の略で、路面状況や運転スタイルによって各ホイールのダンパーの減衰力を無段階に調節してくれる、というものです。
PASMが装備されていない718ケイマン/718ボクスターに乗ると、特に一般道では乗り心地が非常に硬いです。
これはスポーツ走行時に合わせて足回りを締め上げているからだと思いますが、このセッティングで一般道を走るのは中々苦痛です。
PASMを装備すれば一般道での乗り心地ややや快適になり、スポーツ走行時のパフォーマンスはより高まります。あらゆる環境で718ケイマン/718ボクスターの走りを堪能したければ必須のオプションといえ、最優先でつけるべきです。
なおPASMを装備すると車高が10mm下がります。
718ケイマンS/718ボクスターSにはPASMとは別に「PASMスポーツシャシー」(303,000円)というものも用意されていますのでこちらをつけることも可能です。
こちらはPASMよりも更にスポーツ志向の強いセッティングになっており、車高も20mm下がります。
さすがに20mmも車高が下がると段差の多い都心で乗る場合は下を擦らないように注意が必要になります。
■スポーツクロノ・パッケージ(6速MT:327,000円、PDK:404,000円)
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1503980017&screen=1280×1024&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=982120&MODELYEAR=2018&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
スポーツクロノ・パッケージには大きく3つの機能に分かれます。
まず1つめはダッシュボード上にマウントされるストップウォッチです。これは「PCM」(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)と呼ばれるシステムと連動しており、ナビを兼ねるディスプレイ上にラップタイムなどの走行タイムを表示、保存することが可能になります。
サーキット走行などを楽しむ方には便利な装備です。
2つめは「ダイナミックトランスミッションマウント」です。
引用:https://porsche-presskit.de/workshops/718-boxster/ja/artikel/driving-dynamics-of-the-718-boxster/
ダイナミックトランスミッションマウントはエンジンも含めたドライブトレーン全体の揺れや振動を電子的に制御する、というものです。
センサーが操舵角やGをモニターすることによってトランスミッションマウントの硬さを変化させるので、特にコーナリング時の安定感や一体感が向上します。つまり安全かつ愉しく走ることが出来る、ということです。
そして3つめがステアリングモードホイールのモードスイッチによるトランスミッションのコントロールです。これはトランスミッションをPDKにした場合のみ装備され、6速MTには装備されません。
モードはノーマル、スポーツ、スポーツ・プラス、インディビジュアルの4つが用意され、好みや道路状況に合わせて自在に切り替えることが出来ます。
引用:http://kakaku.com/kuruma/used/
加えてトランスミッションのセッティングには3つの機能がプラスされます。
まず1つめは「ローンチコントロール」です。これは停止状態から車を素早くスムーズに発進させるための機能になります。
MTで急発進をさせようとするとエンジンの回転数とクラッチのつなぎを上手に合わせないとタイヤの空転やエンストという事態がおきますが、これをPDKとローンチコントロールの組み合わせでプログラム制御することによって誰でも簡単に素早いスタートダッシュが決められるわけです。
2つめは「レーシング・シフトプログラム」です。こちらもプログラム制御によってPDKのシフトチェンジ時間を最大限に短縮すると共にシフトアップ、シフトダウンのポイントを最適化することによって最大限の加速性能を引き出します。
3つめは「スポーツレスポンス」です。これはモードスイッチの中央ボタンを押すとそこから20秒間エンジンとトランスミッションが最大限のパフォーマンスを発揮する状態となります。
スポーツクロノ・パッケージはトランスミッションにPDKを選択する場合はぜひとも装備しておきたいオプションといえるでしょう。
■レーンチェンジアシスト(106,000円)
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1503980017&screen=1280×1024&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=982120&MODELYEAR=2018&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
レーンチェンジアシストは車両の死角になりがちな側方後部をモニターし、車両が接近しつつある状態でレーンチェンジをしようとするを警告を発して事故を抑止してくれる、というものです。
この装備自体は国産車でも普通に見られる装備なので特に目新しいものではありませんが、ポルシェのように後方視界が確保しにくい車は安全に対してより万全の備えをするという意味でもつけておきたい装備です。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターのオプションのまとめ
引用:http://autoc-one.jp/porsche/718_boxster/report-3319026/photo/0035.html
以上、718ケイマン/718ボクスターのオプションについてご紹介しました。
718ケイマン/718ボクスターのオプションは高額なものが多いのは前述の通りですが、同程度の社外品に代替することが出来るかどうかを検討するのもお勧めです。
例えばボディカラーはスペシャルカラーにすると426,000円が必要ですが、ポルシェのオールペンはカスタムショップ等で300,000円程度からやってくれるところもあります。
スペシャルカラーは3色しか用意されていませんが、カスタムショップでオールペンしてもらう場合はあらゆるボディカラーを選択することが可能になります。
そのため始めの1、2年はスタンダードカラーを楽しみ、その後は好きなボディカラーにオールペンしてもらう、という考え方もアリだと思います。
またスポーツバケットシートは595,000円しますが、バケットシートはレカロを始めとした社外品に良いものはたくさんありますし、運が良ければ格安で購入することも可能です。
スポーツバケットシートをつけようとしている方は、本当に純正オプションのスポーツバケットシートである必要があるのかどうか、1度考えてみるのもよいと思います。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの値引きの方法については、
「新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスター 値引き術!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考に、お得にポルシェ 718ケイマン/718ボクスターを購入して下さい。