2016年のポルシェ 新型カイエンの色・カラー情報が公開されています。
こちらでは2016年のポルシェ 新型カイエンの色・カラーに何色があるか、そして人気のカラーはどれかについて紹介しています。
ポルシェを選ぶ、ということは曇天の多い北ドイツの田舎道をゆるゆると駆け抜けていくようなもの。
そういうと「何言ってんだ!アウトォバーンをフルスピードで飛ばすのがポルシェだろっ!」と怒られるかもしれない。
だが、アウトバーンはいつでも300km/hで走りっぱなしというわけには行かない。
国境がないから交通事故はしょっちゅうだし、夏休みになれば大渋滞は避けられない。
だから、カラフルなドイツ車なのだ。
スピードを楽しめない場合は、周りの車を眺める楽しみ、つまりカラーリングの妙もお手並み拝見!と行きたいものである…
目次
「ポルシェを着る」その言葉は、もはや過去の言葉になった
引用:http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-gts/concept/interior-design/
Ich trage Porsche(ポルシェを着る)という言葉があるが、21世紀の今日、全く意味のない言葉になってしまった。
なぜか?
そもそも、ポルシェを着る=という言葉は「ポルシェを着こなす」という意味だった。
ドイツ人はポルシェが自分たちの国の誇り、と感じているが、誰もがポルシェに乗りたいとは思っていない。
VWシロッコでも十分だし、マツダ3(アクセラ)でも走りは十分魅惑的だ、と感じている人は多い。
引用:http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-turbo-s/gallery/#
ポルシェはお金があれば誰でも買えて、簡単に着こなせる車ということではない。
なぜか?911カレラは北ドイツの港町キールから、ミュンヘンまで4時間で辿り着くかもしれない。
が、1泊旅行の荷物さえ満足に積めないし、渋滞にハマればエンジン音がやたら大きいだけの厄介者だ。
だが、30年前のポルシェはここまでひどくはなかった。
928もあれば914もまだまだ現役だったから、ポルシェとはいってもライトウエイトスポーツカーが十分走っていたのだ。
そして、全てオリジナルの状態で走っていることが「ポルシェ」であり、ポルシェデザインだったのだ。
だから、デザインの決まっている車に乗り込むとき、いかに似合う男、女になるか?そこがポイントだったのだ。
引用:http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-gts/safety/taillight/
だが、今のポルシェは「着こなす」という次元ではなくなってしまった。
優美なデザインも、次々と世界中のメーカーに追い越されていく。
アストン-マーティンのプロポーションはクーペとしては最高だし、インフィニティはSUVで洒落た車を連発している。
マクラーレンやブガッティなど、往年のスポーツマシンがどんどん顧客を取り込んでいるし、メルセデスも派生モデルを拡大している。
カイエンの足元を見てみれば、オリジナルモデルが完全に過去の時代になったことに気が付く。
アルミホイールの多さはそれを物語る。純正ホイールだけで13種類。
それもベースグレードのカイエンで、だ。
標準ホイールは0円だが、20インチRSスパイダーデザインを選ぶと、+584,000円。
21インチのスポーツクラシックホイールを付けると、1,057,000円が加算される。
引用:http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayenne/cayenne-turbo-s/gallery/#
これでお分かりと思うが、ポルシェ・カイエンはもう「ポルシェを着る」時代の車ではない。
カイエンという車をいかに「飾り立てるか」という次元の車になっているのだ。
カイエンのボディー色は11だが、内装色や様々なインテリアの装飾で選べるパターンはその何倍にも及ぶ。
もちろん、そのたびに数十万円、数百万円と車の支払額は上がるものの、決して下がることはない。
ボディーカラー…標準色
引用:http://cc.porsche.com/icc_euro/ccCall.do?rt=1474542792&screen=1188×668&userID=JY&lang=pj&PARAM=parameter_internet_pj&ORDERTYPE=92AAA1&MODELYEAR=2016&hookURL=http%3a%2f%2fwww.porsche.com%2fjapan%2fjp%2fmodelstart%2f
(以下、シミュレーション画像は全て同じ引用先)
●ブラック ●ホワイト ………いずれも標準色
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ボディーカラー…メタリック(オプション)
●ジェットブラックメタリック ………+193,000円
●ロジウムシルバーメタリック ………+193,000円
●キャララホワイトメタリック ………+193,000円
人気色。
●マホガニーメタリック ………+193,000円
●メテオグレーメタリック ………+193,000円
●ムーンライトブルーメタリック ………+193,000円
●パラジウムメタリック …………………+193,000円
ボディーカラー…スペシャルカラー
●カーマインレッド ………+433,000円
内装の選択
引用:http://files.porsche.com/filestore/wallpaper/multimedia/none/rd-2013-9pa-e2-2nd-s-gallery-wallpaper-06/wallpaper/ef09c938-00fc-11e4-84a6-001a64c55f5c;l63546025075;w1600;h900/porsche-wallpaper.jpg
カイエンにとって、大事なことはインテリアの選択だ。すべてはブラックでいい…という男性好みというわけにはいかないのがアーバンSUVのなせる業。
標準仕様では●ブラック●ルクソールベージュ●アゲートグレー●ブラック&ルクソールベージュ(2トーン)の4つからセレクトできる。
標準仕様とは、スタンダードなインパネを指し、アップグレードになるとレザーインテリアとレザーシートという「レザーに囲まれた空間」で過ごすことになる。
色は4色で582,000円加算。
インテリアを2トーンにした場合は690,000円+となる。
引用:http://files.porsche.com/filestore/wallpaper/multimedia/none/9pa-e2-2nd-pe-gallery-wallpaper-03/wallpaper/fc4a2242-f80e-11e5-84b6-0019999cd470;l63597422040;w1600;h900/porsche-wallpaper.jpg
トップグレードになると、レザーの種類が変わり、ナチュラルレザーインテリア&ナチュラルレザーシートの組み合わせに落ち着く。
焦げ茶のエスプレッソはモノトーンで、841,000円。
非常に落ち着いた空間で品がいい。
2トーンのエスプレッソ&コニャックと、名前だけ見れば「いっぺんには味わえないが、ドライブの後に楽しみたいのど越し」。
ちなみにお色のお値段は、927,000円。
カーボンやウッドを使ったバージョンもある
引用:http://files.porsche.com/filestore/wallpaper/multimedia/none/rd-2013-9pa-e2-2nd-s-gallery-wallpaper-15/wallpaper/29e12919-00fd-11e4-84a6-001a64c55f5c;l63546025076;w1600;h900/porsche-wallpaper.jpg
ウッドを使ったステアリング、あるいはカーボンを使ったインパネなど、後は趣向性を存分に発揮するように「仕組まれている」カイエン。
この辺りは生粋のポルシェ経営陣には考えられないようなレイアウトだろう。
完全にVWがリードして仕立て屋がインテリアを取り仕切っているという按配だ。
無論、800万円があっという間に1,200万円、1,500万円に跳ね上がるのはこういう「マイ・カイエン」をオーダーしてしまうネットシステムがあること。
ここではた!と気が付いた方はさすが。
そう、あのテスラがまさにこのシステムを駆使して車のオーダーをかき集め、予約金を振り込ませて3日で10万台の発注予約を勝ち取っている。
引用:http://files.porsche.com/filestore/wallpaper/multimedia/none/rd-2013-9pa-e2-2nd-v6-gallery-wallpaper-05/wallpaper/82d9b9cb-39b8-11e4-93ee-001a64c55f5c;l63550722201;w1600;h900/porsche-wallpaper.jpg
カイエンを手に入れる、ということは「自分好みのカイエンを組み立てる」ことが必要になる。
走り以外の部分が大きく、それでいてポルシェの収益性をググッと押し上げているのも分かるだろう。