新型ムーヴカスタムのスペックが公開されています。
こちらでは新型ムーヴカスタムのスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
軽自動車という大きな制約がありながら、上位の1000ccクラスのコンパクトカーをも凌ぐ見事なパッケージングと走りを成し遂げた新型ムーヴカスタム。
間違いなく現時点で最高峰の軽自動車であることは誰もが認めることでしょう。
その理由を各部について詳細な情報で説明します。
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エクステリア
通常はベースとなるモデル(ムーヴ)が先にデザインされ、その後で上級グレードが設定されていくものですが、今回の新型ムーヴカスタム2016では先にこちらのデザインが手掛けられ、そこからベース車が作られたという全く逆の手法がとられました。
比べて見ると、フロント周りなど、標準車とは明らかに差別化されたデザインが取り入れられており、フェンダーなどよりボリューム感のあるものに仕上げられています。
フロントグリルはミニバンを思わせるほどの高級感あふれる造りになっていて、より個性的で存在感のある外観は「スポーティさ」「走り」を意識したデザインであることを感じさせます。
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シャーシ
前モデルから大きく改良されたボディ構造。
ボディを入念に補強して剛性を高め、サスペンションを見直すことで上質な走行安定性を得ています。
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/05_driving.htm
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室内長:2080mm 室内幅:1320mm 室内高:1280mm
軽としての限られた空間の中で、最適な運転感覚と居住性が両立されています。
インテリア
まずは最初に感じるのはドアを閉めたときに感じるボディの剛性感。
これだけで上質な印象を与えるのに十分です。
さらにシートは座面と背もたれの形状や硬さを細かく改良して腰回りしっかりと包まれるような柔軟性があり、カラダをしっかりとホールドしてくれます。
シート生地も本革とファブリックの組み合わせです。
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メーターやスイッチ類などのインパネ上の基本的なレイアウトは先代と同じながら、エアコン吹き出し口などは形状を変更し、メーターのデザインも含めて上質感が増したものに仕上がっています。
あのプラスチック感いっぱいな軽のインパネ周りとは全くの別物となり、明らかに軽以上の高級感を感じさせてくれます。
運転席から一番目につく位置に置かれたインパネの液晶表示は非常に使い勝手が良く、様々な走行情報を感覚的に伝えてくれます。
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後席の足元の空間は驚異的な広さでLサイズノセダン並み。
180cmの身長でも頭の上には十分な空間が確保され、足元にも広いスペースが広がります。
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リアゲートは前モデルの横開きから一般的な上方向への開閉と変更され、また材質が樹脂となったこともあって、軽々と開閉可能です。
ただ後席を倒した際に、広げた荷室がフラットにならない点はちょっと残念なところ。
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エンジン
基本的なエンジンは前代から継承され、自然吸気とターボの2種類からの選択になります。(ターボチャージャー付きエンジンはグレードRSの設定になります)
新型ムーヴカスタム2016では新たに「パワーモード」が追加され、ハンドル手元のスイッチを切り替えることによってエンジンの燃焼制御とCVT(無段変速AT)の変速制御プログラムが切り替わり、エンジンの吹き上がりと変速制御がスポーティさを感じさせるモードに変わります。
これによってアクセル操作に対するレスポンスを良くし、加速の伸びを重視した文字通りパワフルな走りを得ることが出来るように設定されています。
多人数が乗車時、坂道や高速道路での合流時など、非常に使い勝手のいい機能となるでしょう。
加えてエンジンの高回転域を維持するSレンジ、Bレンジもあり、Bレンジでパワーモードを選択すると、まさにエンジンのフルパワーを使った走りが得られるようになります。
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/05_driving.htm
走り心地
剛性を増したボディのおかげで、新型ムーヴカスタム2016は、実に上質な走りを提供してくれます。
軽自動車であることを感じさせない室内の静かさと足回りの安定感。
カーブでもカラダが振られることなく自然に曲がっていくことを感じさせる穏やかさです。
直進安定性にも優れ、高速道路での安心感も高まります。
エンジンノイズも小さく、軽自動車とは思えない見事な走りは、新型ムーヴカスタム2016が大きく進化した注目点です。
燃費
JC08モードで31km/ℓ。
軽自動車としてはトップクラスの燃費で、これをしのぐのはワゴンRくらい。
ただ車体重量はワゴンRが790kg(2WD)であるのに対して新型ムーヴカスタム2016は830Kg(2WD グレードX)と、この車重の違いに対してこの程度の燃費の違いは大健闘といえる数値でしょう。
ターボ版の27.4km/ℓという成績は、このクラスで最高の数値になっています。
車体重量と燃費の比較
安全装備
2014年のマイナーチェンジによって、従来からの安全装備「スマアシ(スマートアシスト)がアップヅレードし、機能を大幅にアップした「スマアシII」として進化を遂げました。
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/06_safety.htm
「スマアシII」と呼ばれるダイハツの衝突回避システム。
従来のスマアシから大きな進歩を遂げています。
衝突回避支援ブレーキ機能の車速範囲が広がり、さらに単眼カメラの搭載によって、「車線逸脱警報機能」や「対歩行者への衝突警報機能」が追加され、これまで以上の状況への対応が広がりました。
これによって、軽として初めて、「予防安全性能評価」で最高ランクとなる「先進安全車プラス(ASV:Advanced Safety Vehicle)を獲得しています。
機能UP その1 衝突回避支援ブレーキ機能
従来のスマアシよりもより広い車速域(4~50km/時で走行中、前方20m以内にあるクルマをとの危険性が高まった際に緊急ブレーキで減速して衝突を回避したり、被害を軽減するのに役立ちます。
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/06_safety.htm
機能UP その2 衝突警報機能
走行中に前方の車両や歩行者を認識し、衝突のリスクがあると判断した場合、ブザーとメーター内の表示で知らせます。
機能UPその3 車線逸脱回避機能
約60km/時で走行中、道路上の車線を認識して車線からはみ出しそうになるとドライバーに警告して逸脱回避操作を促します。
その他、従来から装備の前方及び後方への「誤発信抑制生制御機能」や「先行クルマ発進お知らせ機能」はそのままスマアシから引き継がれ、まさに至れり尽くせりの安全機能をフル装備。
いままで避けることのできなかった人間としてのミス(ヒューマンエラー)を回避する手段として、非常に心強い機能が追加されました。
だれでもヒヤッ!とした瞬間はあるもの。
その価値については誰もが納得してしまう機能です。
グレード構成
エンジン、内外装、安全装備、駆動方式のそれぞれ2タイプからの選択で合計16通りの組み合わせが選べます。
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グレードのハイパーを選ぶと、グリルの下側やフォグランプの脇にもLEDのイルミネーションが追加され、専用のギャラクシーマーブル調のインパネガーニッシュやドアオーナメントパネル、本革巻きステアリングまで採用され、より高級感のある印象が与えられており、小型車からの乗り換えを考えるダウンサイザーを意識していることが伺えます。
まとめ
最近は軽自動車の進化が素晴らしく、小型車並みあるいはそれ以上の格さえうかがわせる車種も登場するようになってきました。
人気車種としてワゴンRと並んで常に上位にある新型ムーヴカスタム。
間違いなく選んだことを後悔させない一台となるでしょう。
値段も小型車並みか、それ以上にもなってしまって、値引きはそれよりも渋い、とも言われていますが、そこは交渉次第。
新型ムーヴカスタムの値引きの方法については、
「新型ムーヴカスタム 値引き術!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考に、お得に賢くムーヴカスタムを購入しましょう。