新型シビック タイプRの価格・値段がいくらなのか公開されています。
こちらでは新型シビック タイプRの価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。
ハイブリッド方式の混乱やリコールが多発し、ヒットモデルに恵まれなかったホンダ。ですが、2016年12月から翌17年3月にかけて日本で最も売れたクルマ(登録車も含めて)になった「N-BOX」が出て、勢いが復活。全世界では2016年暦年で過去最高の4,999,266台を売り上げました。
ホンダは本当に日本の会社なの?そんな疑問の声があるほど、海外生産が主流になった中、2016年は国内生産が820,226台、海外生産が4,179,040台。世界の自動車メーカー上位10社の中でスズキとホンダだけが他企業とのグループを形成しない、独立系としての地位を固めています。
シビック タイプRはイギリス生産。完全な輸入車ですが、同じ右ハンドル国ということもあって、違和感なく輸入されているのが面白いですが、その中身を見ていきましょう。
引用:http://www.honda.co.uk/content/dam/central/cars/civic-type-r-2017/Honda-TypeR-Overview-05-16×9.jpg/_jcr_content/renditions/c3.jpg
目次
4,500,360円、ワングレード
引用:http://images.car.bauercdn.com/pagefiles/73326/2017-honda-civic-type-r-12.jpg
スバルにWRX STIがあって、スズキにスイフト スポーツがある。ホンダの場合は、やはりシビック TYPE Rがふさわしい……じゃじゃ馬的な走りが印象だったかつてのタイプ Rですが、今回のモデルは完全に別物、という作り。
プライスは、450万円、戦闘的な形のボディに
直列4気筒 2.0リッターVTECターボエンジン:
★最高出力235kW[320PS]
★最大トルク400N・m[40.8kgf・m]
というスペックですが、このクルマの価値は走りを体感しなければわからないでしょう。まずはホンダの北海道鷹栖町テストコースの走りを見てみましょう。
力強い骨格とボディ
荒れた路面を走らせることに主眼をおいたということは、耐久性においても走りが継続するということ。
TYPE RはCピラーがなだらかなハッチバック。ましてや全幅が1,875mmとワイドとなればリヤゲートの開口部は広くなります。セダンよりもボディ剛性は低くなってしまうの普通でしょう。
ですが、もともとのシビックがセダンとハッチバックでの剛性を同程度かハッチバックにより高めの補強を取り入れています。また、リヤにクロスメンバー(リヤゲート真下のフレーム)が入っており、先代よりも52%のねじり剛性アップ。
タイプRはさらに足回りの強化が計られていますから、かなり期待が持てるでしょう。
引用:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/passive-safety/
↑太い二本出しと真ん中一本のマフラー。実車をそばで見ると、それほど”ガンダムチック”には見えない
引用:http://cdn2.evo.co.uk/sites/evo/files/2016/09/1mdh14483.jpg
ハッチバックは2,800,440円、セダンは2,650,320円
450万円が高いか安いか?という前に、シビック・ハッチバックとシビック・セダンを見てみましょう。
★最高出力:134kW[182PS]/6,000rpm(CVT)
★最大トルク:220Nm[22.4kgf・m]/1,700-5,500rpm(CVT)
引用:http://www.honda.co.jp/CIVICSEDAN/webcatalog/styling/design/
引用:http://www.honda.co.jp/CIVICHATCHBACK/webcatalog/styling/design/
アコードはハイブリッド専用。385〜410万円
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/styling/design/
「2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ高トルク」を実現した…という今回のシビック。ホンダのラインナップでは、シビックの上位にアコード。アコード 385〜410万円の中身は2モーターハイブリッドオンリーです。
2.0L 直4エンジン+2モーター
★エンジン+モーター 最高出力:158kw[215ps]
★走行用モーター 最大トルク:315Nm[32.1kgf・m]
ハイブリッドのアコードが410万円となれば、450万円のタイプRが”高くない”と言えるでしょう。もし450万円が高いと感じるなら”シビック”というブランド価値に見合わないという識者ではないでしょうか。
以前のシビックは現在のフィット同様のエントリーマシン。ですが、現在はフィットより上位のスポーツセダンとなっています。名より実を取る方が、楽しいこと請け合いでしょう!
引用:http://images.car.bauercdn.com/pagefiles/73326/2017-honda-civic-type-r-03.jpg
⇒ 新型シビック TYPE Rを値引きから更に50万円安く買う裏技とは?
ホンダの起死回生。TYPE Rとは何か
引用:https://www.autocar.co.uk/sites/autocar.co.uk/files/styles/gallery_slide/public/images/car-reviews/first-drives/legacy/honda-civic-type-r-web-exclsuive-0037.jpg?itok=BjZbK_xB
CIVIC TYPE RはホンダがF1にマシンを送り込んで以来、最初の絶頂期だったのが1980年代後半から1990年。同じ年にデビューした初代NSXから生まれたのがTYPE Rでした。
サーキット走行を前提とした市販車としては、非常にスポーティで憧れの的となったNSXですが、ホンダはその後インテグラにTYPE Rを設定。2006年7月に生産終了となるまでホンダのレース仕様は継続していました。
引用:http://st.motortrend.com/uploads/sites/5/2017/04/2017-Honda-Civic-Type-R-front-view-in-motion-02.jpg
2006年のホンダ、実はその年の販売ランキングでは、1位がトヨタカローラ、2位がトヨタヴィッツ、そして3位にフィットが入った後、6位にステップワゴン、25位にオデッセイとホンダは国内の販売シェアを落としてしまいます。
その原因はミニバンブームとスポーツクーペの販売低迷。2ドア、あるいは3ドアスポーツハッチは軒並み売れず、ホンダが得意とするジャンルはいわば「趣味クルマ」の領域となってしまいました。
スポーツカーを作るために、ミニバンや軽を売る…こうした徹底さを取り戻したことから、ホンダは復活。シビックを日本に売ることはホンダらしさを見せつける印象的な姿なのです。
引用:http://images.car.bauercdn.com/pagefiles/73326/2017-honda-civic-type-r-13.jpg
はたして新型シビック タイプRは値引きで購入できるのか?
「新型シビック タイプR 値引き術!」で詳しく解説しています。
新型シビック タイプRの購入の参考にしてください。