新型BMW 1シリーズにはたくさんの口コミ評価・評判が寄せられています。
こちらでは新型BMW 1シリーズの口コミ評価・評判に関する情報をまとめさせていただきました。
※《Car Watch》と《MOTA》より引用しています。
目次
180d xDrive ①
引用:https://www.motor1.com/news/351527/2020-bmw-1-series-revealed/
FF化され、ドライビングに変化がある
走り出しはアクセルペダルに軽く足を乗せるだけで豊かなトルクがみなぎり、それほど踏み込まなくても必要な車速にのせていける。
エンジンの回転フィールはディーゼルなのに粗さを意識するようなところはなく、生まれた力を滑らかにタイヤに伝えていく印象だ。
ドイツの道の法定速度は街中で30~50km/h、街を抜けたカントリー路は100km/hと速度の変化が著しい。
車速のコントロール性については、ペダル操作後に車速が上下する時間にわずかな遅れがあり、ひと踏みでコントロールしづらいところもある。
FRの場合、パワーを路面に伝えるのは後輪、操舵は前輪と役割分担ができるが、FFの場合はそれらをすべて前輪で担わなければならない。
女性ドライバーには、ハンドリングに多少ストレスがある
引用:https://www.motor1.com/photo/4116499/2019-bmw-m135i-xdrive/
ハンドルを切り込む際はしっかりとした手応えを与えてくる印象だ。
そのしっかり感を「ドイツ車らしい」と前向きに受け止めるドライバーもいるかもしれないが、男性よりも腕の力が弱い女性の目線で見てみると、もう少し素直に切り込みやすい方が受けるストレスが少ないのではないかと感じた。
ゆったり走るのに向いている
アウトバーンではアクセルを床まで踏み込んでみたが、118dの場合、4,000rpmを超える領域では車速の伸びが頭打ちになる傾向も見受けられる。
118dのトルクのピークは2,000rpm前後、最高出力は4,000rpmであることを考えれば、ディーゼル特有の低回転で豊かなトルクを発揮する性格を活かしながら、丁寧な運転操作でゆったり走るのにふさわしいパワーユニットだと思えた。
後部座席は良くなった
引用:https://www.autocar.co.uk/car-review/bmw/1-series
引用:https://www.autocar.co.uk/car-review/bmw/1-series
驚かされたのは後部座席の居心地のよさ。
試乗車のタイヤはピレリ「P ZERO」(225/45R17)が装着されていたが、ボディはかなりしっかりと作り込まれており、普通であればゴトつきそうな荒れた路面でも突き上げを感じることはなく、しなやかでハリのある乗り心地を提供してくれた。
同乗者の体が不用意に揺すられないあたりはとても快適だった。
180d xDrive ②
引用:https://www.autocar.co.uk/car-review/bmw/1-series
シームレスな吹き上がり
”マルチ”なターボチャージャー
他メーカーに対し、118dの持つアドバンテージがあるとしたら、それは吹け上がりの滑らかさときめ細やかさ、そこからもたらされる超フラットなパワーバンド。これはもうBMWにしか実現できない。
このディーゼルエンジンは2.0リッター4気筒に2つの大きさが異なるターボチャージャーを備えている。
ひとつはエンジンフードを開けただけでは見えない位置(フロントガラス側の奥)に配置されている。
可変タービン・ジオメトリー式の低圧とエグゾースト・マニフォールドと一体化された高圧、ふたつの担当を振り分けることで、走行状況や負荷状況により正確な量の空気を燃焼室に送り込む。
これを備えたことで、感覚的にはどこか大排気量ガソリンフラット6に通ずるBMWエンジンを感じさせる仕上がりになった。
踏み始めから高速クルーズ域まで息継ぎのない、シームレスで繊細な吹け上がりがとても気持ちいい。
この滑らかさは、上位モデルにも引けを取らないものだ。
ハンドリングもカッチリとブレのない仕上がり。ディーゼルエンジンはエンジンユニットの重量からフロントに重さが出がちだが、通常の走行でそれを感じることはない。
ハンドリングは申し分無し
引用:https://www.autocar.co.uk/car-review/bmw/1-series
カーブに差し掛かっても、進入からきっちり曲がってノーズがコーナーの先を目指してくれる。
むしろFFになったことでターンインはイージーになったような印象すら受ける。なお、直進安定性は申し分ない。
ハンドリングということに関しては、新型1シリーズには面白い技術が投入された。同社唯一のピュアEV i3に採用した「ARB(アクチュエーター近接ホイール・スリップ・リミテーション)」というテクノロジーだ。
これは発進・コーナリング・また濡れた路面などを走行しているときのホイールスリップを制御し、トラクションを確保するというもの。
これが初めて“エンジンもの”に採用された。1シリーズすべて、つまり後述するM135i xDriveはじめ、118iにも搭載されているモノ。
このコントロールシステムはエンジンコントロールユニット内に組み込まれている。
よって、BMWの横滑り防止技術「DSC」とは別の回路となることで、DSCよりも瞬発的に制御が介入できる。
DSCとARBの連携により、FF特有のパワーアンダーステアを横滑りの補正入力なしに制御できる、つまりよりナチュラルに軌道を修正、ということをしてくれる。
FFっぽさを感じない、というのはここからも来ている。
M135i xDrive ①
引用:https://www.autoexpress.co.uk/bmw/1-series/107453/new-bmw-1-series-2019-review-pictures#1
パワフルかつ、自然なハンドリング
最大トルクは1,750rpmから4,500rpmまで発生するエンジンとあって、ディーゼルから乗り換えても不足を感じない。
6500rpmまできめ細かに吹け上がっていくガソリンエンジンは、実に爽快でパワフルなもの。
車重は118dよりも100kg近く重たくなっているはずなのに、2.0リッターターボ×8速ATのユニットは車速をスムーズにコントロールしていける。
ハイスペックなモデルにふさわしく、ボディや足まわりの取り付け剛性は強化されており、先ほどと同じ銘柄のタイヤで225/40R18にインチアップしながらも、常に路面と接地している感触を与えてくる。
まるで2クラスくらい上の車格のクルマでクルージングしているかのように直進時安定性も高い。
足まわりは引き締まっているはずなのに、後席は快適なままだ。車体の動きに無駄なブレも少ない。
スポーツタイプのステアリングは太い径のものが採用されているが、自然な操舵感を与えてくれるので、想像していたのとは裏腹に118dよりもむしろこちらのモデルの方がリラックスした感覚で流せると感じた。
ドライバーのイメージに対して、車体や足まわりがしっかりと仕事をこなしているせいか、運転操作に無駄が少ないことに気がつく。
アウトバーンのジャンクションはキツい曲率のカーブが多いが、こうした場所でもとても素直にまわり込んでいってくれる。
M135i xDrive ②
引用:https://www.autoexpress.co.uk/bmw/1-series/107453/new-bmw-1-series-2019-review-pictures#1
二面性のある走り
ドライブした感覚で言えば、全体的な印象はとてもジェントルなものであった。
受け止めるボディ側にも標準モデルに増して補強が行われており、ヤンチャさよりもしっとりと大人っぽいスポーティさが光る。
ガッツリ踏み込まなければ、そして走行モードを「スポーツ」に設定しなければ、高級セダンライクなどっしりとした重厚なハンドリングと、ごく従順なアクセルレスポンスで、振り回されるような感じは皆無だ。
とはいえ、そこはやはりMを冠するだけあって、一旦スポーツ、そしてスポーツ+に設定すれば、サウンドもマッピングもいきなりピーキーな感じに生まれ変わるのも面白い。
どこまでも懐の深い2.0リッターエンジンは、ガソリンモデルらしいなめらかな加速によってどの領域でも「高級車」を感じさせてくれるような品質を備えている。
右へ左へ切り返すようなコーナリング時でもクイクイと攻略していけるのは、やはりxDriveの賢さも大きい。
xDriveとは
引用:https://autoc-one.jp/bmw/1_series/report-5004756/photo/0054.html
”xDRIVE”とはBMWの4輪駆動システムのことです。
4輪駆動で有名なスバルには伝統的な”シンメトリカルAWD”、ボルボは最近”ハルデックス・カップリング”を採用するなど、各メーカー独自の考え方で深雪や凍結路、砂地や段差の多い悪路を走り抜けるシステムを構築しています。
xDRIVEの面白いところは、《後輪駆動》を4輪駆動化させるプロセスを重ねたことです。
BMWのxDriveは、センターデフの動作をコントロールすることで前後の動力を自由に分配できる構造。
仕組みは、センターデフ内の多板クラッチのつながり具合を電動モーターで制御し、0:100のFR状態から、50:50の完全AWD状態まで、タイヤの駆動力をシームレスに変更できることが特徴。
これは、日産GT−Rと同じシステムです。
さまざまな走行状態や路面状況を予測し、4つのタイヤそれぞれが刻々と変化する路面に対して最適なグリップを発揮する技術”ITCC”は、日本メーカー《ジェイテクト》が世界市場のシェアナンバーワンで、BMWにも供給しています。
まとめ
引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1196/228/html/013_o.jpg.html
新型BMW 1シリーズの口コミ、評判をご紹介しました。1シリーズの内装は、もはや3シリーズと同等…といった声や、FRのあの”テールを流して峠越え”という古典的なFRの味がなくなった…という口コミもあります。
ですが、ノーズを短くできてキャビンを若干広げ、後席にもゆとりを持たせるFFのアドバンテージには勝てないのが現代のクルマ開発。
BMWは”女性に乗ってもらいたい”というセールスイメージを語っていますが、これを機に女性の試乗もどんどん増えるといいですね!