レクサス 新型RX 試乗レポートまとめ!

RX

新型レクサスRXは試乗レポートが数多く寄せられています。

こちらでは新型レクサスRXの試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。







RXのMC直前レポート!ハイブリッドに集中コメントが

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17276682

レクサスRX450hは日本でよく売れているグレードですが、新型の注目は450hL。ロングボディー(3列シート)がどうしても欲しいというよりは、より大きなSUVが欲しい、といった声が増えているようです。

300万円台から買える、マツダCX-8。自動車評論家のコメントでは”ミニバンからSUVへとユーザーの好みがシフトした”、”6人、7人乗れるSUVが主流になる”というものが結構あります。

ですが、ユーザーに聞くと真実はそうではありません。

CX-5のユーザーがCX-8に乗り換えた理由のひとつが”スタイルの良さ”でした。CX-5とCX-8を比べると、優美さが違うというのです。とくにCX-5は鼻が長い分、”お尻が中途半端”という声がかなりあるのも事実。

SUVもやはりスタイリング。ドライビング中は、後席の開放感や雰囲気はよくわかりませんが、大きなクルマに乗りたいという欲求は背の高いSUVだけに高まっていくものなのです!



RX450hL

《webCG》より引用

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/38460#image-16

↑MC前、↓MC後。ランプ形状など細かい部分が違う。実際には、リヤフォグの位置もこの図とは多少違っている。

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17276682

ハリウッド映画にもたびたび出ているRX450hL。レクサスでは「LX」に続く3列シートSUVだ。人気急上昇中のマーケットをみすみす逃すわけにはいかない。

ただ、SUVの大多数は5人乗りだ。6人以上で移動したいユーザーにとっては、3列シートSUVは待ち望んでいたモデルである。先に発売されたマツダの「CX-8」が好評なことからも、このジャンルに開拓の余地がある。

450hLのベースとなっているのは、RXの上級グレードとなる450h。セミアニリン本革シートを採用するなど、インテリアは上質で豪華。262psの3.5リッターV6エンジンと167psのモーターを組み合わせたパワーユニットを持ち、68psのモーターで後輪を駆動する4WDである。

313psのシステム最高出力で、2,240kgのボディーを引っ張る。同等グレードの2列シートモデルより100kg重くなっているが、パワースペックに変更はない。

熟成された強力なハイブリッドシステムであり、重量級のボディーでも余裕がある。発進からのコントロールもこなれていてスムーズだ。キビキビ感は少ないが、重厚な走りぶりには堂々たる風格がある。

プレミアムSUVなのだから、コセコセした身のこなしは似合わない。現行の「ハリアー」がスポーティーな走りを志向しているとすれば、こちらはラグジュアリー性を前面に出している。

2列目、3列目シートについては?

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17276682

このモデルで重要なのは、2列目と3列目の仕上がりである。450hLの全長はちょうど5000mm。ノーマル版は4890mmなので110mm伸ばされている。その程度の延長でシートを1列増やせるものだろうか。

もちろん、110mmの中にシートを収めるのは不可能だ。実は、全長よりも室内長の伸びが大きくなっている。ノーマル版の2,230mmに対し、ロング版では2,775mm。545mm伸ばされているの。

室内長というのはダッシュボードから後席シート後端までの距離だから、荷室は少し割りを食っているのだろう。ひねり出した空間を2列目と3列目でうまく分け合って、つじつまを合わせている。

3列目を作ったことで、2列目シートにも変化が生まれている。3列目への乗降を助けるために、レバー操作で前に倒す機構が加えられた。それによってシートの座り心地が悪化していることはないようだ。



3列目シートに乗りこむデメリット

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41427#image-2

ただ、真ん中の席は相当に座りにくい。座面が極端に短くなっていて、安定した姿勢が取りづらいのだ。

2列目シートを畳んで前に最大限スライドさせても、3列目に乗り込むのは一苦労だ。開口部が狭く、体を不自然な形に折り曲げなければ引っかかってしまう。

なんとかシートにたどり着いても苦行は続く。座面も背もたれもフラットで、ホールド性が低い。座面が低い位置にあることも乗員にはつらい条件だ。膝が持ち上がった格好になってしまい、踏ん張りが利かない。

後ろにいくほどサイドウィンドウが薄くなるデザインなので、3列目に座ると横の景色がほとんど見えない。2列目がフル乗車だと前向きの視界も完全にふさがれて、尋常ではない閉塞(へいそく)感にさいなまれる。

息苦しいので少しでも開放的な空気を味わおうと考え、荷室にあるボタンで隣のシートの背もたれを倒そうとした。

しかし、反応しない。走行中は安全性を確保するために動かないようになっているらしい。電動で背もたれを動かせる機構は便利なのだが、この場面では裏目に出てしまった。

後輪車軸の真上に座っているので、路面からの突き上げをもろに受ける。

頭は天井に当たるし、2列目に体格のいい人が座ると膝もつかえてしまう。3列目で唯一のおもてなしポイントは、独立のエアコン吹き出し口と調整スイッチがあることぐらいだ。

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荷室に備わるボタンで3列目を倒すと、広々としたラゲッジスペースが現れる。現実的には、たくさん荷物を積める4人乗りのクルマなのだろう。あと3人乗せるポテンシャルを秘めていると考えたほうがいい。



RXだけではない。ディスカバリースポーツでも3列目は厳しい

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41427#image-2

伸びやかなボディースタイルで上質な内装を持ち、十分な動力性能を持っていて低燃費。その上で、プラスアルファとして3列目がある。

SUVの枠内で実用的な3列を確保するのは、今のところかなり難しい。

450hLに限ったことではなく、たとえば「ディスカバリー スポーツ」でも3列目シートの座り心地はお粗末なものだ。ミニバンの代わりにしようとは考えないほうがいい。



RX450h



”スポーツモードS+”は驚くべき加速!

《産経ニュース 試乗インプレ》より

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41427#image-4

RXは「高級クロスオーバーSUV」の先駆けで、もはやラグジュアリーSUVの代名詞ともいえるモデル。発売当時から1カ月で月販目標の18倍となる9,000台を受注し、現在もアメリカでは大ヒットが続いている。

今回試乗したのは「450h」の上級モデル“バージョンL”だ。

これまでにも何度かレクサスを運転してきたので、その完璧な静粛性にはいまさら驚かない。静かで落ち着いた車内が、さっそく自分だけのプライベートな空間となる。

走行中にハンドルから伝わる感触、スイッチ類の節度感、ダッシュボードを覆うステッチ入りのレザーなど、全体の質感にはかなり満足できる。高級家具に囲まれた部屋でくつろいでいるようなリッチな雰囲気があるのだ。

ドライブモードは手元のダイヤルで4つから選べる。中低速域で走ることの多い街乗りは「エコモード」か「ノーマルモード」で十分。とくにモーターを効率的に使うエコモードは、走行距離を重ねても燃費性能のよさが伝わってきた。

エコモードのまま高速道路に合流する。大丈夫か?

クルマの流れが遅い区間はこのままでも十分ついていけるが、全体のスピードが上がるとさすがにキツイ。ベタ踏みしても先行車から離されていく。ノーマルモードに切り替えてもそこまで余裕は感じられなかった。

ただ、最高出力262ps/最大トルク34.2kgf・mを誇る3.5リッターV6エンジンと、167ps/34.2kgf・mのモーターを積んだRXはそんなにぬるいクルマじゃないはず。

ダイヤルを「スポーツモードS」に合わせるとメーター照明が赤色に染まり“戦闘態勢”にチェンジ。牙を剥いたRXは、アクセルを少し踏んだだけであっという間に先行車との距離が縮まる。

さらに「スポーツモードS+」に切り替えて走行性能を最大限に引き上げると、体がシートの背もたれに吸い付きドーンと急加速。さっきまでのおとなしい姿は一体どこへ…。まるでスポーツカーにでも乗っているようだ。

紳士的な風を吹かせていたRXの“豹変ぶり”にいい意味で裏切られた。

F SPORTがおすすめ

クルマは高速を降りて、箱根の山へ。道幅が狭くなると、RXの車体の大きさに改めて気づく。全幅は1,895ミリ。

レクサスのフラッグシップセダン「LS」よりもワイドなのだ。ちょっと油断すると、車線の逸脱を警告する「レーンキーピングアシスト」に“怒られて”しまう。白線が薄れた道路でもしっかりとラインを認識する精度の高さには驚いた。

さて、ワインディングでの走りはどうか。足回りが硬めなので、ロールはあまり感じない。

試乗車は重量バランスが前方に偏りやすい前輪駆動(FF)だが、バッテリーをリアに積んでいることもあって、質量配分の良さを感じた。ボディの剛性は非常に高く一体感がある。

車両重量も2トンを超えるので安定感があり、幅235ミリ、20インチの大きなタイヤはしっかりと路面をグリップしている。純粋に、安心して上質なドライブを楽しめるのだ。

ただ、重さに加えて高さがあるため、速度を上げてコーナーを回ると、思い描いたラインよりも外側に膨らみやすいと感じた。ステアリングもふわふわと軽い印象。

もう少しアンダーを減らして、キビキビとターンできれば…などと感じたが、その辺の運動性能を求めるのならRXの「F SPORT」モデルがお勧めとなる。

快適な室内空間

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41427#image-4

先ほども触れたが、ボディはかなりワイド。全長も先代RXより12センチ長い4,890ミリで、全体的にひと回り大きくなった。

1年前に試乗したコンパクトタイプのNXより全長で26センチ、全幅で5センチも大きい。レクサスの担当者によると、一部のRXユーザーは「妻が運転しやすい」などの理由で、小型のNXに流れたそうだ。

その代わりに、新型RXは他社ユーザーの吸引に成功しているという。レクサスへの買い替えが進んでいるのだ。

ライバルはBMW「X5」、アウディ「Q7」など

最後に少しだけ気になった点を挙げよう。まずは、発進するときに、たまにガラガラと振動することだ。

これについては同乗者も指摘していた。これだけ滑らかな走りを実現しているからこそ、時々起きる初動の揺れがもったいない。



まとめ

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17276682/album/16783915/image/16827523?fr=alim

レクサスRXの試乗リポートから、主なものをまとめました。レクサスの持つ豪華さとモードによるパワーの差、3列目シートに意外な窮屈さなどいろいろな条件があることもクリアに。

試乗の際は、雰囲気にのまれずにしっかりとクルマを見ておきましょう!