新型タント カスタムの車中泊の快適さが注目されています。
こちらでは新型タント カスタムの車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
タントカスタムの魅力
タントといえば、ダイハツから発売されている軽自動車の中でも人気の高い車種の一つ。
普段使いでも小回りがよく効き、チョイ乗りでも、通勤でも万能であり、ちょっとした遠出でも十分に対応してくれます。
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タントという車名は、「とても広い」という意味のイタリア語。
その名の通りタントカスタムの一番の強みは「広々とした室内空間」で、軽自動車のなかでは、天井が広く室内も広い部類に入ります。
また、助手席ドアと左後部座席のドアに仕切りがなく、フルオープンできるおかげで、出入りや荷物の出し入れがとてもラクになっています。
実は、新型タントカスタムは車中泊向きの車と言えます。
タントの車中泊向きなポイント
では、なぜ新型タントカスタムは車中泊に向いているのでしょうか。
ますは、他の車種にはない天井の高さです。
子どもが立てるほどゆとりがあるので、小さい子を車内で着替えさせることもできます。
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また、便利なのが、倒した助手席をテーブルとして使うことができます。
このスペースを活かして、サーフボードや釣り竿といった大きなもの、長物を積みこむことができます。
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公式での室内スペースは、室内長 220cm、横幅 135cm、室内高 136.5cm。
室内長はラゲッジフロアから前席まで140cm。
前席を動かしてリアシートを詰めても150cmほどになります。
前席のスペースを含めれば約190〜200cmとなります。
横幅は120cm。
公式の横幅135cmよりも狭くなっていますが、ラゲッジフロアの一番広いところでは130cmほどあります。
室内高は約100cm。
100cmであれば、小さい子どもが立てたり、大人が腰を下ろすこともできます。
斜めの長さは約170cm。
タントで車中泊をする場合、改造なしで最大定員は2名です。
快適に寝るなら一名というところでしょうか。
タントカスタムのシートアレンジ
タントカスタムの魅力は多彩なシートアレンジにもあります。
ここでは多彩なシートアレンジを紹介していきます。
リアシートを倒す前に前席を前にスライドさせておく必要があります。
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1.座席をただ倒すだけのシンプルタイプ
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【最大定員】 2名
【強み】 簡単・楽
【弱み】 仮眠程度しか不可
ちょっと休憩したいとき、1~2時間程度の仮眠を取りたい時に使える方法です。
やり方はただシートを倒すだけなので簡単です。
2.前と後ろをくっつけるリクライニングタイプ
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【最大定員】1名
【強み】 シンプルタイプの次に簡単に出来る
【弱み】 助手席がこのタイプに出来ない、シートの窪み・隙間が発生する
前席のヘッドレストを取り外し後ろとくっつけます。
リクライニングの長さは約160cm程ですので、小柄な人なら平坦に寝ることが可能です。
足が少し浮いても大丈夫な方はそのままでもいいですが、気になる方は、クーラーボックスや荷物を置くなどして、対応しましょう。
平坦とはいえ、シートには窪み・隙間があります。
この窪みや隙間を埋めるために、長座布団・枕・クッションなどを使い、そのうえにマットを敷くとより平坦にすることができ、快適に寝ることができます。
3.荷台を使用するラゲッジタイプ
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【最大定員】 できれば1名
【強み】 シートアレンジの中で一番平坦
【弱み】 シートが硬い・載せられる荷物が少なくなる
タントの一番広くした荷台は、上記の形になります。
長さが約140cm×幅90cmで斜めが166.4cm
160cmまでの小柄な方なら十分に寝られる長さですが、それ以上は窮屈になる必要が出てきたり、足を曲げて寝る必要があります。
さらに前席を一番前までスライドさせると、もう少し伸びます。
直線が約155cm×幅87cm程になるので、斜めで177cmの幅が取れます。
ですが、この場合前に、15cmほどの隙間ができるので、詰め物をする必要が出てきます。
持ってきている荷物をその場所に入れ込むなどの対応をするのが、手っ取り早いでしょう。
このタイプは、平坦さという所を考えるとどの方法よりもピカイチです。
他の方法は、どうしても段差やくぼみがあるので、その部分は強みです。
ただし、荷台なのでかなりシートは硬めです。
この場合、マットレスなどを敷いて、硬さを緩和すべきでしょう。
4.前席を前に倒して、後部座席をくっつけるフルフラットタイプ
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【最大定員】 1名
【強み】 長さが一番あり、成人男性でも十分な長さ。
【弱み】 シートの段差が大きく、工夫が必要。
一番長さがとれるシートアレンジ方法です。
この方法をとれば、2m以上の長さがあるので、長身の方でも十分に快適に寝ることが出来ます。
タントカスタム車中泊の課題
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フルフラットタイプのタントカスタム、短所がないように思えますが一つ課題があります。
それは、前席との段差がとても大きいということ。
この段差をいかになくすか、利用するかが快適に寝る鍵となってきます。
一番ラクな方法としては、段差に足をかけて寝ることです。
この方法が、一番ラクな方法ですし、足を上げて寝ることで血の巡りも良くなります。
また、マットレスなどの素材があることで、荷台の硬さ対策にもなりますし、段差もなくなり一石二鳥なのでオススメです。
まとめ
最後にタントの車中泊における良さや注意点をまとめてみます。
○タントは、他の車種にはない天井の高さ+軽自動車ならではの小回りと燃費の良さがあり、車中泊に向いている。
○車中泊のスペースは、室内長140〜190cm、横幅120cm、室内高100cmで二人分のスペースはあるが、一人用の方が使いやすい。
○シートの段差(15cm)を足枕にするか、ニトリの折りたたみマットレスや分厚いマットを使って段差を解消する必要がある。
以上の3点を抑えておけば、いざ車中泊をする時のシートアレンジにも困ることはないと思います。
運転席側の後部座席と、荷台部分に荷物を置き、助手席側を寝るスペースとして、フルフラットタイプで作り、段差を埋めるなど工夫をしましょう。
そうすれば、十分に快適な旅を楽しむことが可能です。
軽自動車でありながら、車中泊にも快適なタントカスタム。
少し価格が高いのがネックですが、それは値引きでカバーしましょう。
新型タントカスタムの値引きの方法については、