2016年の新型ヴォクシー 煌2は試乗レポートが数多く寄せられています。
こちらでは2016年の新型ヴォクシー 煌2の試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。
2016年はトヨタにとって非常に興味深いマイナーチェンジが数多く行われたモデルイヤーとなっています。
ミニバンではエスティマのマイナーチェンジ。
なんといってもエンジンレイアウトと初代から変わらないエッグフォルム(天才タマゴ、というのが初代エスティマのCMトークだった)をしっかり継承してきたことがトヨタのメッセージとなりました。
では、3兄弟の長兄(?)
ヴォクシーですが、ZS煌がZS煌Ⅱへと進化。
完全なドメスティックブランドの3兄弟ですが(中国ではアルファードとエスティマが販売、台湾ではアルファード、エスティマと北米モデルのシエナ、そしてイノーヴァ=東南アジア、台湾で生産される小型ワゴンタイプSUV、が販売中だが、3兄弟は日本オンリーだ)、日本国内で深化しているのが、煌、というわけです。
目次
魅せバン、ナンバーワン。でも売れ筋はハイブリッドだ
引用:http://gazooracing.com/pages/gs/voxy/equipment/exteriorequipment/
○セレナのオートパイロット、ステップワゴンのモデューロエックスも魅力だったが、やはり実車をみると迫力のあるヴォクシーには惹かれるものがある。
●かっこいい。モデリスタのエアロパーツを付けてみても、やはりZS純正の煌Ⅱは印象的なんだよ。
例えば、エアダクトとフォグの組み合わせはVWやレヴォーグでもおなじみだけど、ミニバンだと大口径で演出できるから、迫力が違うんだよね。
それに比べてセレナとステップワゴンはフロントランプからセンタグリルへの形状がVラインだから、エアダクトを大きくすると台形っぽいマスクになってしまう。見た目の安定感はやはり煌Ⅱの勝利だね。
引用:http://www.g-corp.co.jp/aero/20140630_11.jpg
●本当言うと、G’s VOXYが欲しかったんですよ。
専用チューニングは魅力的でしたから。
価格だって、ほとんど変わらないし、やっぱハイブリッドでしょう?でも、街中ではZSの方が目立つんです。
○嫁さんにも受けが良かったのが、ZSだった。パープルはしっくりするんですね。
300万円もの車ですから、大事に乗りたいじゃないですか。
小傷も目立たないなら、白ばっかりのミニバンつまらないですし。
解説:ボディーががっしりしてきた。製造工程見直しの効き目が表れている
引用:http://gazooracing.com/pages/gs/voxy/performance/
全長4,710mmに全幅1,730mm。5ナンバーサイズから長手方向に1㎝、幅で3㎝しか大きくないのは、本当に運転しやすい。
ライバルのセレナは全長で4,770mm(全幅1,735mm)、ステップワゴンは4,735mmに1,695mmなので、やはり全長では扱いやすい。
それだけではない。全高は3台の中で最も低い。
セレナより40mm低く、ステップワゴンより15mm低い。
でも数字に表れないよさは「リヤゲートの開け閉めが楽」ということ。
でも、低床だけあって、セカンドシートへの乗りやすさは群を抜く。これは本当に大事。
運転してみると、その安定性はやはりいい。よく言われているが、クラウンハイブリッドから始まったボディ剛性を高める製造工程の見直しは、着実にこのミニバンにも波及されている。
揺れにくくなった。おかげでドライビングは疲れにくくなった。
急ブレーキの前のめり感が減少し、神経を使わずに高速走行が可能になった。
実は走りはマイチェン前と変わらない。なのに「変わった」と思うユーザーが多い
引用:http://assets.kirameki.cc/uploads/work/main_image/412/15_toyota_voxy2.png
●やっぱり、ハイブリッドはいいね。
プリウス同様の1.8Lエンジンだけど、ミニバンは全高が1,800mmを優に超えてくるわけだから、空気抵抗をもろにウケル。
だから、燃費はどうしても落ちるわけです。
それが、今回のZSⅡはがっしりしていて、それでいて力もそこそこあるのがうれしいですね。
スロースターターなのは仕方ないけれど、登坂車線でしっかりと追い越しを可能にしていますよ。
特に、2次加速、3次加速といった「トレーラートラック」を全力で追い抜かす時に必要な追い加速がしっかりしているのは助かりますよ。
かっこよく、走りもなかなかに好評なヴォクシー煌II。
購入を考えるなら、ライバルと比較しつつしっかり値引きを勝ち取りましょう。
新型ヴォクシー煌2の値引きの方法については、
「新型ヴォクシー煌2 値引き術!」で詳しく解説していますので、
ぜひ参考にしてください!
ヴォクシーがライバル車よりもかっこよく見えるのは、車高の「低さ」が原因だ
引用:http://gqjapan.jp/uploads/media/2014/02/toyota-voxy_09-810-538.jpg?1392182346
40mmから15mm、ライバル車よりも全長が低いヴォクシー。
地を這うようなローダウンにしなくても、十分かっこよさが伝わるのはここに要因がありました。
ミニバンを作る場合、どうしても二律背反のジレンマに陥ります。
140㎝の子供を車内で立たせて着替えをさせるには、どうしても天井を高くしなくてはなりません。
ところが、車高を高くするとボディーの揺れがドライビングに影響します。
例え10mmの違いで、ウインドウの重さから各ピラーの剛性はかなりボディーを圧迫してくるのです。
引用:https://goin.cdn-dena.com/images/23779/ZS-(7%E4%BA%BA%E4%B9%97%E3%82%8A%E3%83%BB2WD)-(%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%83%8F%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF)-%E3%80%88%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A3%85%E7%9D%80%E8%BB%8A%E3%80%89.jpg/normal?1458019355
それだけではありません。車高を高くすることで失うのは安全性能面も同じです。
フロントウインドウ上部に構えるカメラが捉える範囲もより広範囲にならなければなりません。
逆に車高を落とし、最低地上高を低くすることは、砂利道やバウンドしやすい路面で2列目、3列目の乗員に大きなショックを与えます。
跳ねまわるミニバンでは誰もが酔いやすくなり、楽しいドライブどころではありません。
大事なのはサスペンションとエンジンの回し方。そしてボディー剛性です。
それでいてシートを軽く作る、プラスティック素材を多く活用して燃費向上も図る…これが徹底されているのがヴォクシーだったわけです。
車高を落としたことを前提に、かっこよく見せたデザインがZSです。
つまり、単なる「豪華な化粧まわし」だけで、実力は前頭力士…ではなかったのです。
10インチ液晶モニター、デジタル多用のインジケーター。凝り過ぎない作りのインパネで、適度に楽しめる室内に
引用:http://blog-imgs-61.fc2.com/c/a/r/carinfoj/VOXY_27.jpg
オレンジ色のセンターパネルとドアパネル…これだけが冒険色設定ですが、あとは方程式通りの室内空間。
サードシートをたたんでセカンドシートを最後尾に持っていけばアルファードよりも広い足元の空間が出現。
広いことは、本当に凄い。
○ZSでイオンモールに出かけたんですが、屋内駐車場で子供が「ヴォクシーが一番かっこいい!」というんですね。
薄暗い空間に車がずらっと並んでいるんですが、インパクトは最高ですね。これが良かったんですよ!
引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/91/da8ddbd861bd27587eacc265e0351b03.jpg
○モニター画面って大きい方がいい。
ただ、後付けだとどうしてもデッパリが気になる。
買ったときはいいけど、ほこりが付いてくると掃除が面倒。
本当は、14インチぐらいの縦型でドン!と付いていれば問題ないんだけど。
引用:http://www.carsensor.net/contents/article_images/_52129/0033.jpg
ローダウン、たまんないですね。大雨の時はさすがに怖いけど、市内での走りにはほとんど問題ないです。
サイドモールがエルグランドに似ていて、結構決まってますよ。
アルファードよりエルグランドの方がかっこいいって思ってましたから。
煌Ⅱはガソリン車とハイブリッド車とも20万円ほどの価格差でしかない。
これは事実上同じ価格帯といってもよいでしょう。ハイブリッド選択の方が多いもうなずけます。
引用:http://www.g-corp.co.jp/aero/20140707_13.jpg
ヴォクシー煌IIをもう一歩踏み込んで安く買いたい人は、
→ 新型ヴォクシー煌2を値引きからさらに50万円安く買う方法とは?
を参考に、交渉上手になりましょう!