新型バレーノの燃費情報が公開されています。
こちらでは新型バレーノの燃費に関するデータをご紹介します。
燃費がいいのは1.2L
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/baleno/
1.0LであるXTは20.0km/L(車両重量950kg)
1.2LのXS、XGは24.6km/L(車両重量910kg)
勿論とはいえノンターボの方が燃費がいいですね。
車両重量もノンターボの方が軽いことでもさらに燃費はよくなっています。
またCVTと6速オートマチックの違いもあります。
燃費測定不正問題などもありましたが、スズキ車の場合、JC08モード燃費に実燃費が近いことでも知られています。
実燃費には次のような口コミが寄せられていて、評判はいいようです。
引用:http://clicccar.com/2016/03/09/359432/
バレーノ初乗り。
通勤約12キロを1週間乗りました。
時期的にエアコンを使わず23.3キロでした。レーダークルーズコントロールを使用してます。(これは楽です)
ちなみにエアコンを使用した際は、燃費計平均は20.5キロでした。
力もあり大満足です。
スズキの燃費問題が発生しましたが、実燃費はかなりいいです。
あえて言うならば、オートエアコンが欲しいです。
東名を往復175キロ、エアコンなしで19.3キロ/Lでした。
普通に走り、特段気を使った訳ではありません。
一般道の16〜17キロと比べてやはり伸びますね。
出展:http://e-nenpi.com/enenpi/carname_photo/2060
資源エネルギー庁が2016年12月に発表した情報によると、OPECの減産合意によって原油価格は値上がりしているといいます。
しばらくは油断していましたが、ガソリン価格は上がってくることも考えられます。
各航空会社でも、燃料サーチャージを再度、課金することになりました。
ガソリンが値上がりしてくると日常使うクルマの燃費は大事な条件となってきます。
バレーノに関しては実燃費に対してのユーザー満足度が高いようです。
出展:http://e-nenpi.com/enenpi/rating/2060
1.0L-XTターボは燃費向上対策として、エンジン管内に直接プレミアムガソリンを噴射するブースタージェットエンジンで1.6Lクラスと同等の高出力、高トルクを実現しているわけですから、馬力の割に燃費は低く感じることになるでしょう。
レギュラーガソリンの1.2L-XS、XGについては熱効率をうまく利用してノッキングを抑制するデュアルインジェクションシステムで高圧縮比でありながら低燃費となっているわけです。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/baleno/
このノッキングという、簡単に言うとガソリンの不完全燃焼をいかに解消するかで、エンジン性能と燃費効率が変わってくるのです。
ヨーロッパ車がハイオクを主流にしているのもノッキングを嫌ってのことです。
スズキのデュアルジェットエンジンは1気筒につき2つのインジェクターで微粒化したガソリンを噴射し、効率よく充填してガソリンタンクの温度が上がらないようにしてノッキングを防いでいるのです。
引用:http://www.webcg.net/articles/-/34515
搭載してほしかったアイドリングストップ
トランスミッションが6速アートマニュアルの1.0Lターボ-XTはともかくとしても、XG、XSにもアイドリングストップをつけなかったというのは、どうしてなのかと思ってしまいます。
アイドリングストップをするのとしないのとでは、年間ガソリン代は数万円違ってくるし、環境に対しても大きな配慮になるというのに、ほんとうに残念としかいいようがないです。
実はアイドリングストップを搭載しないクルマはまだまだ多いです。
出足が遅れることをデメリットとするスポーツカー仕様のクルマやコスト削減しないと売れにくいクルマなどはアイドリングストップがついていないです。
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/34515
スバルのレヴォーグなどグレードによってアイドリングストップがあるクルマやトヨタカローラのようにオプションで設定されているなど選択肢がほしかった気がします。
以下はアイドリングストップが設定されていないクルマです。
発売が終了しているクルマも含まれていますが、あくまでご参考程度に見てみてください。
【トヨタ】アリオン、プレミオ、マークX、86、アイシス、アルファードガソリン・ヴェルファイアガソリン、ウィッシュ、ハイエース、ランドクルーザー、ランドクルーザープラド
【レクサス】LSガソリン、GSガソリン、ISガソリン、RXガソリン
【日産】エルグランド、ウイングロード、GT-R、スカイラインクーペ、フェアレディZ、ムラーノ、フーガガソリン
【マツダ】ベリーサ、ロードスター、MPV
【スバル】BRZ、WRX STI
【三菱】パジェロ、ランサーエボリューション
【ダイハツ】ミラ、アトレーワゴン、ビーゴ
【スズキ】ジムニー、エブリイワゴン、ジムニーシエラ、エスクード、SX4、キザシ、スプラッシュ
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/34515
86やGT-Rにはアイドリングストップは似合わないのかもしれませんが、今の主流はエコなアイドリングストップとなってきましたね。
それだけに、バレーノの1.2Lにアイドリングストップが選択できないのは、まったくもって残念です。
ライバルはフォード・フィエスタ
引用:http://www.ford.co.jp/cars/new-fiesta
ライバルはホンダ・フィット?
マツダ・デミオ?
いいえ、フォード・フィエスタに照準を合わせているのがバレーノです。
フィエスタはフォードが生産するBセグメントハッチバックで
1.0Lエコブーストエンジン、直列3気筒ターボ、6速パワーシフトオートマチック
1.25L直列4気筒ターボ・ノンターボなどをグレード設定しています。
ダウンサイジングエンジンの最先端といわれ、燃費の良さと力強いエンジンを兼ね備えていることで評価されているクルマです。
スペックを見ていくと、ほんとうに バレーノそっくりです。
1.0L、直3が最高出力100psなのに対して、バレーノ1.0L、直3が111psと上回り、かなり意識をした設定が見て取れます。
燃費についてもフィエスタが17.7km/Lに対してバレーノは20.0km/Lと差異を見せつけてきています。
4000回転を超えた時にする3気筒特有のノイズをわかっていながらもバランサーシャフトをあえてつけずに軽量化を徹底したのはこのあたりの事情からです。
引用:https://kuru-man.blogspot.jp/2016/04/Baleno-XT-K10C-nenpi-sijo.html
真似?と言われても仕方ないですが、ジムニーの販売権を買い取った過去をもつスズキ。
その鋭い直感で売れるクルマを見出した結果作られたのがバレーノだといったところでしょう。
そしてフォードなら236万円するクルマをスズキは170万円そこそこで作ったのだから、もしかすれば世界市場に波紋を呼ぶことになるかも知れません。
残る課題はブランディングに尽きます。
新型バレーノ 燃費まとめ
スズキの強みは何といってもボディの軽さ。
車両重量を制しているのだから燃費は同クラスのクルマに比べて悪いはずがありません。
そしてバレーノの実燃費の口コミの良さは上々です。
思った以上の走行性能に、そこそこの燃費なわけですから文句のつけようがないといった感じです。
1.0Lハイオク仕様にしても15.0km/L以上を街中でクリアしているのですから、経済的にもさほど問題とはなりません。
バレーノ、燃費のいいグレードはノンターボ、XG、XS(1.2L)。
XT(1.0L)に比べてやや、おとなしい走りといった感じですが、こればかりは試乗して体感してみてから決めたいですね。
軽量化技術に定評のあるスズキだけあって、同クラスの中でも世界で戦える実力のあるコンパクトカーがバレーノです。
世界照準の車とは言え、スズキのおひざ元の日本では知名度がイマイチですが、その辺は値引きの交渉材料としましょう。
新型バレーノの値引きの方法については、
ぜひ参考に、お得にバレーノを購入してください。