フリード VS フィット 買うならどっち?大きさ・燃費・価格・カラーなどを比較!

新車情報

「道行く車はどれもミニバンとコンパクトカーばかり」となって久しいですが、ホンダには売れ筋のコンパクトミニバンのフリードがあります。

フリードはモビリオとモビリオスパイクを統合した後継車種として2008年にデビューしましたが、2016年に登場した2代目となる現行型は広大な室内空間と扱いやすいボディサイズが受け、よく売れています。

そしてホンダのコンパクトカーといえば「日本のコンパクトカーのベンチマーク」とまで言われるフィットを忘れてはいけません。

フリードの販売も好調ですがフィットはフリードの倍近く、ホンダ車の中では最も売れている車種であり、文字通りホンダの屋台骨を支えています。

今回はフリードと、フリードのベースでもあるフィットを比較してみたいと思います。

※特別の表記がない限り、「フリード」には「フリード+」を含みます。







フリード・フィットの価格・値段を比較

WS000001

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

まず最初にフリードとフィットの価格を比較してみましょう。

■フリード

ハイブリッド車

フリード HYBRID G(2WD):2,256,000円

フリード HYBRID G(4WD):2,472,000円

フリード HYBRID G・Honda SENSING(2WD・6人乗り):2,496,000円

フリード HYBRID G・Honda SENSING(2WD・7人乗り):2,517,600円

フリード HYBRID G・Honda SENSING(4WD・6人乗り):2,728,200円

フリード HYBRID EX(2WD):2,656,000円

フリード+ HYBRID B(2WD):2,276,000円

フリード+ HYBRID G・Honda SENSING(2WD):2,516,000円

フリード+ HYBRID G・Honda SENSING(4WD):2,748,200円

フリード+ HYBRID EX(2WD):2,676,000円

ガソリン車

フリード B(2WD):1,880,000円

フリード B(4WD):2,096,000円

フリード G(2WD・6人乗り):1,980,000円

フリード G(2WD・7人乗り):2,001,600円

フリード G(4WD・6人乗り):2,212,200円

フリード G・Honda SENSING(2WD・6人乗り):2,100,000円

フリード G・Honda SENSING(2WD・7人乗り):2,121,600円

フリード G・Honda SENSING(4WD・6人乗り):2,332,200円

フリード+ B(2WD):1,900,000円

フリード+ G(2WD):2,000,000円

フリード+ G(4WD):2,232,200円

フリード+ G・Honda SENSING(2WD):2,120,000円

フリード+ G・Honda SENSING(4WD):2,352,200円

■フィット

ハイブリッド車

HYBRID(2WD):1,690,000円

HYBRID(4WD):1,884,400円

HYBRID・Fパッケージ(2WD):1,796,000円

HYBRID・Fパッケージ(4WD):1,990,400円

HYBRID 特別仕様車 Fパッケージ コンフォートエディション(2WD):1,826,000円

HYBRID 特別仕様車 Fパッケージ コンフォートエディション(4WD):2,020,400円

HYBRID・Lパッケージ(2WD):1,959,000円

HYBRID・Lパッケージ(4WD):2,121,000円

HYBRID・Sパッケージ(2WD):2,059,000円

HYBRID・Sパッケージ(4WD):2,221,000円

ガソリン車

13G(2WD):1,299,800円

13G(4WD):1,494,200円

13G・Fパッケージ(2WD):1,425,000円

13G・Fパッケージ(4WD):1,619,400円

13G 特別仕様車 Fパッケージ ファインエディション(2WD):1,438,000円

13G 特別仕様車 Fパッケージ ファインエディション(4WD):1,632,400円

13G・Lパッケージ(2WD):1,562,000円

13G・Lパッケージ(4WD):1,756,400円

13G 特別仕様車 Lパッケージ ファインエディション(2WD):1,598,000円

13G 特別仕様車 Lパッケージ ファインエディション(4WD):1,792,400円

13G・Sパッケージ(2WD):1,664,000円

13G・Sパッケージ(4WD):1,858,400円

15XL(2WD):1,749,000円

15XL(4WD):1,911,000円

RS(2WD):1,926,000円

両車共にホンダを代表する人気車種なだけあって、ガソリン仕様とハイブリッド仕様合わせてフリードは23通り、フィットは25通りのバリエーションが存在します。

なお、フリードとフリード+の違いはフリードは3列シート、フリード+は2列シートということです。

フリードは2列目がセパレートシートだと2-2-2の6人乗りになり、ベンチシートだと2-3-2の7人乗りになります。

WS000002

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/cabin/

フリード+は2列目がベンチシートで5人乗りになり、3列目シートがない代わりにラゲッジスペースが広大になります。

WS000003

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/cabin/

人を大勢乗せる機会が多ければフリードを、荷物をたくさんのせたりキャンプや車中泊といったアウトドアレジャーに行く機会が多ければフリード+を選ぶと良い、というわけです。

フリードはガソリン仕様とハイブリッド仕様に分かれますが、エンジンは両方とも1.5L、価格帯はガソリン仕様が1,880,000円~2,352,200円、ハイブリッド仕様が2,256,000円~2,748,200円となっています。

フィットもガソリン仕様とハイブリッド仕様に分かれますが、ガソリン仕様は1.3Lと1.5Lがあります(ハイブリッドは1.5Lのみ)。

価格帯はガソリン仕様が1,299,800円~1,926,000円、ハイブリッド仕様が1,690,000円~2,221,000円です。

フリードとフィットの価格帯を比較すると、フィットの方が下になります。

新車購入時における値引き状況は、2017年3月現在フリードが10万円前後、フィットが15万円前後となっていますので、どんなに値引き交渉を頑張っても同程度のグレード同士でフリードをフィットより安く買うのは非常に難しいと言えそうです。

安い方が良いのであればフィットがおすすめ、ということになります。



フリード・フィットの性能・スペック・大きさを比較

090_o

引用:http://autoc-one.jp/hikaku/2637628/photo/0127.html

次に比較するのはフリードとフィットの性能・スペック・大きさです。

まずはエンジン性能から見てみましょう。

■フリード

1.5L(ハイブリッド)

最高出力:110ps/6000rpm

最大トルク:13.7kgfm/5000rpm

車両重量:1400kg~1490kg

1.5L(ガソリン)

最高出力:131ps/6600rpm

最大トルク:15.8kgfm/4600rpm

車両重量:1340kg~1420kg

■フィット

1.5L(ハイブリッド)

最高出力:110ps/6000rpm

最大トルク:13.7kgfm/5000rpm

車両重量:1080kg~1170kg

1.5L(ガソリン)

最高出力:132ps/6600rpm

最大トルク:15.8kgfm/4600rpm

車両重量:1050kg~1130kg

1.3L(ガソリン)

最高出力:100ps/6000rpm

最大トルク:12.1kgfm/5000rpm

車両重量:970kg~1100kg

フリードとフィットの1.5Lモデルに搭載されるエンジンは、ガソリン仕様、ハイブリッド仕様共に同じものです。

従って純粋にエンジン性能だけを比べた場合に両車の差はありません。

しかし車両重量はフィットの方が圧倒的に軽いため、軽快に走れるのは間違いなくフィットです。

次にボディサイズ(全長×全幅×全高)の比較です。

■フリード

4265mm~4295mm×1695mm×1710mm~1735mm

■フィット

3995mm×1695mm×1525mm~1550mm

ホンダが分類しているカテゴリーでは、フリードはオデッセイやステップワゴンと同じ「ミニバン」に分類されます。

「コンパクトカー」に分類されるフィットとは厳密にいえば別カテゴリなわけです。

それを如実に示すのがボディサイズで、フリードはフィットと同じエンジンを搭載しながらフィットよりも長く、高いです。

居住性や積載性の点で有利なのはフリードといえます。



フリード・フィットの燃費を比較

122_o

引用:http://autoc-one.jp/honda/freed/report-2901932/photo/0121.html

次にフリードとフィットの燃費を比較してみましょう。

メーカーが公表しているフリードとフィットの燃費は以下の通りです。

■フリード

1.5L(ハイブリッド)

25.2km/l~27.2km/l

1.5L(ガソリン)

17.6km/l~19.0km/l

■フィット

1.5L(ハイブリッド)

29.0km/l~36.4km/l

1.5L(ガソリン)

19.0km/l~21.8km/l

1.3L(ガソリン)

20.8km/l~26.0km/l

燃費はフィットの圧勝です。

両車は同じエンジンを搭載していますが、フィットは車両重量が圧倒的に軽いために燃費面でも有利になるのは当然です。

中でも1.5Lハイブリッド仕様のFFで36.4km/lという燃費は驚異的といえます。

→ 人気車種、どちらも値引きから更に50万円安く買う方法!



フリード・フィットの色・カラーを比較

次にフリード・フィットの色・カラーを比較してみましょう。

■フリード

・ブルーホライゾン・メタリック

bc_01

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・シトロンドロップ

bc_02

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・コバルトブルー・パール

bc_03

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・プレミアムディープロッソ・パール

bc_04

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・マンダリンゴールド・メタリック

bc_05

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・ホワイトオーキッド・パール

bc_06

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・ルナシルバー・メタリック

bc_07

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・モダンスティール・メタリック

bc_08

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

・クリスタルブラック・パール

bc_09

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

■フィット

・プレミアムブルーオパール・メタリック

pic_styling_bodycolor_01

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ミッドナイトブルービーム・メタリック

pic_styling_bodycolor_02

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・アトラクトイエロー・パール

pic_styling_bodycolor_03

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・プレミアムホワイト・パールⅡ

pic_styling_bodycolor_04

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ミラノレッド

pic_styling_bodycolor_05

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ビビッドスカイブルー・パール

pic_styling_bodycolor_06

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ティンテッドシルバー・メタリック

pic_styling_bodycolor_07

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ブリリアントスポーティーブルー・メタリック

pic_styling_bodycolor_08

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・アラバスターシルバー・メタリック

pic_styling_bodycolor_09

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・クリスタルブラック・パール

pic_styling_bodycolor_10

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ルーセブラック・メタリック

pic_styling_bodycolor_11

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・プレミアムクリスタルレッド・メタリック

pic_styling_bodycolor_12

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・プレミアムピンク・パール

pic_styling_bodycolor_13

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・プレミアムディープモカ・パール

pic_styling_bodycolor_14

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・ミスティックガーネット・パール

pic_styling_bodycolor_15

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

・サンセットオレンジⅡ

pic_styling_bodycolor_16

引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/

 

フリードのボディカラーは全9色、フィットのボディカラーはグレード専用色も含めると全16色が用意されています。

ボディカラーの豊富さという点ではフィットの圧勝ですが、フリードのボディカラーは全てのグレードで用意されている9色全てを選択することが出来ますので、自由度の高さではフリードの方が上です。

フリード・フィットのオプションを比較

img_d8e5841ecea4d41890b02aa8cc50ee74276052

引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/29629

次にフリードとフィットのオプションを比較してみましょう。

フリードとフィットの装備を比較した場合、決定的な差が1つあります。

それはフリードには衝突回避支援パッケージ「Honda SENSING」が用意されているということです。

WS000004

引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/active-safety/

「HYBRID G・Honda SENSING」「G・Honda SENSING」には標準装備され、「G」ではメーカーオプション扱いとなります。

「HYBRID B」「B」にはオプションでも用意されません。

フィットには「シティブレーキアクティブシステム」という機能が用意されていますが、これは「Honda SENSING」に含まれる衝突軽減ブレーキと比べるといわば「下位互換」となり、性能面で劣ります。

「シティブレーキアクティブシステム」は30km/h以下での前方車両との衝突の回避・軽減を自動ブレーキで支援してくれる、というものですが、「Honda SENSING」の衝突軽減ブレーキは対応している速度域が80km/h以下です。

「シティブレーキアクティブシステム」は一部グレードでは標準装備となっていますが、それ以外のグレードはベースグレードを除いて「前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」とセットの「あんしんパッケージ」としてメーカーオプションで用意されています。

フリードの「Honda SENSING」、フィットの「あんしんパッケージ」はメーカーオプション扱いとなっているグレードでは真っ先につけておきたい装備といえます。

フリード・フィットの比較まとめ

20161017-20103002-carview-006-8-view

引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20161017-20103002-carview/photo/7/#contents

以上、フリードとフィットを比較してみました。

フリードとフィットは共に同じエンジンを搭載するコンパクトカーですが、フリードはミニバンという要素を含む分フィットとは方向性を異にしています。

車としてのバランスに優れているのはフィットです。

日本の道路事情に合った扱い易いボディサイズ、そして外観からは想像出来ない十分以上の広さが確保された室内空間、軽い車体を生かしてキビキビと走る走行性能、驚異的な低燃費、全ての要素が高い次元で実現されています。

日本で販売されている全ての乗用車を見渡しても、フィット以上の完成度を誇る車は見つけるのが難しいほどです。

惜しむらくは「Honda SENSING」が装備されないことですが、これはいずれ解消されるものと思われます。

一方のフリードですが、このクラスの車で実用性のある6人乗り、7人乗りを実現させている点は非常に評価出来ます。

あえて3列目シートを取り払って広大なラゲッジスペースを作ったフリード+の思い切りの良さも、このような車を必要としている層にとっては歓迎されるでしょう。

ただし走りという点ではフィットのみならず他のコンパクトカーに比べてもやや見劣りするので、雰囲気に流されて何となく買ってしまうと後悔することにもなりかねません。

走りを多少犠牲にしてでも人がたくさん乗れること、荷物をたくさん積めることを重視する方にとってはおすすめです。