今、新しい技術による低燃費車が続々と登場しています。
その中で、クラストップの低燃費、トヨタ・アクアとニッサン・ノート・eーPowerを比較してみましょう。
スタイリッシュで低燃費のこの2台は、どのような魅力を秘めているのでしょうか。
クルマ選びの参考にどうぞ。
目次
アクア、ノートって、どんなクルマ?
■トヨタ・アクア
引用:http://toyota.jp/aqua/
ハイブリッドシステムの小型・軽量・高効率化など、トヨタの量産ハイブリッドカー開発17年の知恵と技術を結集したコンパクトクラスのハイブリッドカー「アクア(AQUA)」は、1.5Lハイブリッドシステム(リダクション機構付THS Ⅱ)を搭載し、今回、エンジンのフリクションを低減するとともに、モーターやインバータなどの制御を改良し、ハイブリッドシステムの効率を一段と高めることで、世界トップの低燃費37.0km/L(JC08モード走行燃費)を実現しました。
サスペンションにチューニングを施すなど乗り心地を向上させたほか、遮音材の追加などにより静粛性の改良が行われ、さらに、ドアミラーにドアの施錠・解錠と連動して格納・復帰するオート機能と、フロントドアガラスに撥水機能(一部のグレードは除く)を追加し、利便性が向上したほか、ヒルアシストコントロールには坂道を感知する機能を追加し、車両のずり落ちを緩和する性能が高められました。
引用:http://toyota.jp/aqua/
エクステリアは、1灯の光源でロービームとハイビームを切り替え可能なBi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプや新デザインのフロントバンパーによって、アクアの親しみやすさはそのままに、よりシャープなフロントデザインとしました。
ラインナップは、ベースグレードの「L」、充実装備の「S」、、上級グレードとなる「G」、シックな室内空間を演出した「Gブラックソフトレザーセレクション」が設定され、「G」、「S」には動きのあるデザインの15インチホイールキャップを新たに採用したほか、ドアミラー、ドアハンドル、バックドアガーニッシュにメッキ加飾を施した「シャイニーデコレーション」をオプション設定されました。
インテリアは、センタークラスターやサイドレジスターなどにピアノブラック塗装を施して質感をアップするとともに、「S」のインテリアカラーに先進感を表現したブルーブラックと華やかさを表すブリリアントレッドが新たに設定されました。
また、アクアの個性を一層際立たせることをめざし、クロスオーバースタイルの新グレード「X-アーバン(X-URBAN)」が設定され、「都会的なセンスのクロスオーバー」として、専用サスペンションを採用することで最低地上高を20mmアップし、専用のフロントグリルやサイドマッドガード、ルーフモールなどの外装品や16インチ専用アルミホイールを採用するなど、クロスオーバーらしいアクティブなイメージとしました。
さらに、スポーツコンバージョンシリーズ「G’s」は、ベース車のボディ剛性向上に伴い、サスペンションに専用チューニングを施すなど、操縦安定性とよりしなやかな乗り心地を追求し「G’s」専用のLEDヘッドランプやリヤコンビネーションランプの採用によって、よりスポーティなデザインとなっています。
安全装備では、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援型パッケージ{Toyota Safety Sense C」を標準装備(「S」、「L」はオプション設定)、さらに、先行車発進告知機能を標準装備(「S」、「L」はオプション設定)されました。
この他、買い物フックを運転席・リヤ席のシートバックに追加(「L」は除く)することで、利便性の向上が図られました。
◆グレードと車両価格
・L(2WD)
1,761,382円
・S(2WD)
1,887,055円
・G(2WD)
2,007,818円
・G”ブラックソフトレザーセレクション”
2,090,291円
・X-URBAN
2,100,109円
■日産ノート eーPower
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
ショートノーズ&ロングルーフのミニバン風なデザインを持つ日産のコンパクトカー「ノート(NOTE)」には、「HR12DE」1.2L直列3気筒DOHCエンジン搭載車、「HR12DDR」1.2L直列3気筒DOHC直噴エンジン搭載車、と「HR12DE」1.2L直列3気筒DOHCエンジン搭載車「eーPower」があります。
新パワートレイン「eーPower」は、従来の駆動方式とは一線を画す新しい電動パワートレインで、搭載しているガソリンエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力で走行するもので、これにより、さまざまなシーンや走行環境において、100%モーター駆動ならではの力強くレスポンスの良い加速と、優れた静粛性が実現されました。
急加速や登坂時などには、バッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接駆動モーターに供給することで、力強い走りが実現しています。さらに、減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力を高電圧バッテリーに充電し、停車寸前まで回生が行われます。
外部電力からの充電は不要で、通常のガソリンエンジン車やハイブリッド車と同様、ガソリンの給油のみで走行することが可能としています。
エクステリア、インテリアに新デザインが採用され、スマート・ルームミラー(インテリジェントアラウンドビューモニター表示機能付)を追加することで安全面での向上を行い、さらに、助手席バニティミラーを新たに装備しました。
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
「ノートeーPower」のラインナップは、「eーPower S」、「eーPower X」、「eーPower メダリスト」が設定されています。また、新たに、専用フロントマスクやアルミホイールなどを採用したカスタムカー「モード プレミア」、専用チューニングを行った「eーPower ニスモ」が追加されました。「ニスモ」にはインテリジェントエマージェンシーブレーキやLDW(車線逸脱警報)などの安全装備も追加されています。
◆グレードと車両価格
・eーPower S(2WD)
1,772,280円
・eーPower X(2WD)
1,959,120円
・eーPower メダリスト
2,244,240円
車両価格は、アクアベースグレードで176万円」、ノートeーPowerベースグレードが177万円と同じ価格帯に設定されています。
上級グレードではアクア209万円、ノートeーPower 最上級グレード224万円と15万円の差が出ています。
装備面ではアクアが最新の「Toyota Safety Sense C」が標準装備され、ノートではインテリジェントエマージェンシーブレーキ、LDW(車線逸脱警)、LEDヘッドランプなどが標準装備されています。価格差を充分補うものとなっています。
おススメするのはノートeーPowerでしょうか。
トヨタ・アクアVS日産・ノートeーPower、スペック比較
引用:http://toyota.jp/aqua/
引用:http://toyota.jp/aqua/、http://www.nissan.co.jp/NOTE/
性能の面では、引き分けといってもいいでしょう。
ノートに搭載の最新ハイブリッドシステムとアクアの長年にわたる経験を経た定評あるハイブリッドシステム、お好みはどちらでしょう。
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
トヨタ・アクアVS日産・ノートeーPower、燃費はどう?
■アクア
引用:http://toyota.jp/aqua/
1.5Lハイブリッドシステム・リダクション機構付THS Ⅱを搭載し、エンジンのフリクションを低減するとともに、モーターやインバータなどの制御を改良することで。世界トップとなる37.0km/L(JC08モード走行燃費)を実現しました。
衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が標準装備されています。ただし、グレード「S」、「L」ではメーカーオプションの設定となっています。
■ノート eーPower
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
ノート eーPower は、「HR12DE」型1.2L直列3気筒DOHCエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力で走行します。
100%モーター駆動ですが、通常のガソリン車やハイブリッド車と同じく、ガソリンの給油が必要となります。
JC08モード走行燃費37.2km/Lを実現していますが、ニッサン独自のエマージェンシーブレーキやLDW(車線逸脱警報)などの安全装備は省略されています。
ちなみに、売れ筋のインテリジェントエマージェンシブレーキとLDW(車線逸脱警報)などを装備した「eーPower X」はJC08モード走行燃費34.0km/Lとなっています。
燃費では圧倒的にアクアが有利ですね。
トヨタ・アクアVS日産・ノートeーPower、カラーバリエーションは
■アクア
引用:http://toyota.jp/aqua/
ボディカラーは、「スーパーホワイトⅡ」を含む全14色が用意されています。
・スーパーホワイトⅡ
・ライムホワイトパールクリスタルシャイン
メーカーオプション、32,400円高となります。
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・ブラックマイカ
・ディープアメジストマイカメタリック
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・スーパーレッドV
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・オレンジパールクリスタルシャイン
メーカーオプション、32,400円高となります。
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・イエロー
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・フレッシュグリーンマイカメタリック
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・ブルーメタリック
対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・クールソーダメタリック
・チェリーパールクリスタルシャイン
メーカーオプション、32400円高となります。
シャイニーデコレーション限定カラーで、対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
・パープルメタリック
シャイニーデコレーション限定カラーで、対応グレードは、G’s、G”ブラックレザーセレクション”となります。
■ノート eーPower
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
・プレミアムコロナオレンジ
特別塗装色で、48,600円高となります。
・ギャラクシーゴールド
特別塗装色、37,800円高となります。
・オリーブグリーン
・ガーネットレッド
特別塗装色、48,600円高となります。
・スーパーブラック
・ダークメタルグレー
・ブリリアントシルバー
・シャイニングブルー
・ソニックブルー
特別塗装色、37,800円高となります。
・ナデシコピンク
・インペリアルアンバー
特別塗装色、37800円高となります。
◆ノートeーPower ニスモ
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
「スーパーブラック」「ブリリアントシルバー」「ダークメタルグレー」「ガーネットレッド」「ブリリアントホワイトパール」の全5色が設定され、「ブリリアントホワイトパール」は、専用色及び特別塗装色(37,800円高)となっています。
街中で見かけるアクアは、カラフルなタイプが多く見かけます。一方、ノートではシルバーや薄いブルー系統のカラーが多いようです。
トヨタ・アクアVS日産・ノートeーPower、装備は
■アクア
引用:http://toyota.jp/aqua/
アクアには、パッケージオプションが用意されています。
◆スマートエントリーパッケージ
・スマートエントリー&スタートシステム(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)
・盗難防止システム(エンジン・モーター・モーターイモビライザーシステム)
・コンライト(ライト自動点灯)・消灯システム/ランプオートカットシステム)
G”ブラックソフトレザーセレクション”に標準装備、X-URBAN、G、Sにメーカーオプションとなります。
◆LEDヘッドランプパッケージ
・BiーBeam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付/スモークエクステンション加飾/ランプオートカットシステム)
・LEDフロントフォグランプ
Lを除く全車にメーカーパッケージオプションとなります。
◆ビューティーパッケージ
◆ナビレディパッケージ
など
■ノート eーPower
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
ノートeーPowerは、グレードによってオプションを選ぶことで、自分なりのクルマに仕上げることができます。
◆グレード eーPower X
,主な装備
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・LDW(車線逸脱警報)
・ハロゲンヘッドランプ
・eーPower専用ファインビジョンメーター
など
メーカーオプション
・LEDヘッドランプ(オートレべライザー付、プロジェクタータイプ、LEDポジションランプ付)
・インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)+スマート・ルームミラー(インテリジェントアラウンドビューモニター表示機能付)+踏み間違い衝突防止アシスト+フロント&バックソナー+ヒーター付きドアミラーはセットでメーカーオプションとなります。
◆グレード eーPowerメダリスト
主な装備
・インテリジェントエマージェンシーブレーキ
・LDW(車線逸脱警報)
・LEDヘッドランプ
・eーPower専用ファインビジョンメーター
など
メーカーオプション
・インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)+スマート・ルームミラー(インテリジェントアラウンドビューモニター表示機能付)+踏み間違い衝突防止アシスト+フロント&バックソナー+ヒーター付きドアミラーはセットでメーカーオプションとなります。
まとめ
引用:http://toyota.jp/aqua/
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/
トヨタ・アクアは、世界をけん引するハイブリッドシステムと先進の安全装備を搭載して、低燃費車の頂点に立っています。
一方、ニッサン・ノートは、従来とは全く異なる発想の新技術「eーPower」で、アクアを猛追しています。ただし、装備の面では、なかなか追いつくことができないというのが現状ではないでしょうか。
コンパクトカーの低燃費競争の結末は如何に。
さあ、あなたならどっちにしますか。