ホンダの軽自動車全車種!特徴や性能、価格を一覧で比較!

新車情報

ホンダの軽自動車はそのスタイリッシュな外観がウケて、主に若い世代を中心に大きな人気を集めています。

特によく売れているのがN-BOXで、2011年末に登場して以来2014年を除く毎年軽自動車の新車販売台数ランキングの1位に君臨しています。

つまり少なくともここ5年間で最もよく売れた軽自動車はホンダN-BOXということになるわけです。

そんなホンダにはN-BOX、派生モデルのN-BOX+、N-BOX SLASHの他にもさまざまな軽自動車がラインナップされていますので、今回はそれらを全てご紹介したいと思います。

ホンダの軽自動車を買おうと考えている人はぜひ参考にしてください。

なお今回ご紹介するのは「S660」「N-BOX」「N-BOX+」「N-BOX SLASH」「N-WGN」「N-ONE」「バモス」の7車種です。







ホンダの軽自動車全車種の特徴比較

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引用:http://www.webcg.net/articles/-/2769

それではまず最初に、ホンダの軽自動車各車種の特徴を見ていきたいと思います。

S660

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引用:http://www.webcg.net/articles/-/32533

ホンダは終戦翌年の1946年に創業者の故・本田宗一郎氏が本田技術研究所を設立して二輪車の生産を始めたのがその始まりです。

四輪車の生産を始めたのは創業から17年後の1963年8月のことで、発売されたのはT360/T500という2種類の軽トラックでした。

その2か月後にホンダ初の普通車として発売されたのがS500いう500ccのオープン2シーターです。S660の源流を辿るとここに行きつきます。

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引用:https://www.webcartop.jp/2017/03/87920

その後S500はS600、S800、S800とモデルチェンジされた後1970年に一旦姿を消しますが、21世紀を目前にした1999年に突然S2000として復活します。

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引用:http://www.carsensorlab.net/souba/honda/s2000/

S2000は10年間販売された後2009年に惜しまれながら販売を終了しましたが、その6年後に登場したのがS660ということになります。

このS500、S600、S800、S2000、そしてS660はホンダの「Sシリーズ」と呼ばれ、「オープン2シータースポーツカー」という系譜を四輪車メーカー参入以来今まで脈々と受け継いできています。

Sシリーズは絶対的な速さを追求するのではなく、ドライバーの感性に訴えかけてくるようなエンジンフィール、車の挙動、オープンエアがもたらす季節感や空気感といったもの全てを「車を運転する愉しみ」と感じることができる作りになっています。

筆者は世代的にS2000とS660しか乗ったことはありませんが、どちらも自分の4本の手足が前後左右4つの車輪と連動しているのではないかと錯覚するようなリニアかつダイレクトな操作感を感じられました。

S2000やS660よりも速い車はたくさんありますが、時速30kmで走っていても思わず顔がニヤついてしまうような運転の愉しさを感じることが出来る車は後にも先にもこの2台だけでした。

S660の特徴はまさにこの「車を運転する愉しみ」「車を操る愉しみ」を200万円という価格で、660cc・64psというエンジンで十分過ぎるほどに堪能できるというところでしょう。

3度のメシよりも車の運転が好きで、自分の自由になるお金が200万円あって、駐車場が確保できるのであれば「買い」です。

N-BOX

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引用:http://autoc-one.jp/daihatsu/tanto/whichone-1503867/0003.html

冒頭にも触れたように、とにかくN-BOXは発売以来よく売れています(この後ご紹介するN-BOX+、N-BOX SLASHを含みます)。

その秘密は徹底した市場調査にあります。

N-BOXが発売される前のホンダは、年々高まる軽自動車人気とは裏腹に中々軽自動車が売れないという時代が長く続いていました。

そんな状況を打破すべく新型車の開発を前に市場調査を行ったところ、販売されている軽自動車市場の3割以上を占める「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるカテゴリーに対応する車種がホンダにはない、ということが明確になりました。

そこで急いで開発をして市場に投入されたのがN-BOX、というわけです。

そのホンダの狙いがいかに正しかったのかは、登場以来既に6年目に入るにも関わらず売れ続けているという現状を見れば言うまでもないでしょう。

N-BOXの特徴はひと言でいうと「室内空間が広い!」ということにつきます。

その秘密はホンダの特許技術である「センタータンクレイアウト」にあります。

これは初代フィットの開発時に生まれた技術ですが、今ではN-BOXを始めとしたさまざまなホンダ車に採用されています。

これは通常後席下や荷室下に配置されることが多いガソリンタンクを車両中央部の前席下に配置してしまう、というものです。

後席下や荷室下にガソリンタンクを配置するとどうしても床面が高くなってしまいますが、今までデッドスペースとなっていた前席下に配置すれば床面を後席から荷室にかけて低くフラットに保つことができます。

これによって乗り降りがしやすい上に頭上空間にも余裕がある広い室内空間が実現したわけです。

N-BOX+

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引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/newmodel-1107359/

N-BOXが登場したのは2011年12月ですが、その約7か月後の2012年7月に追加投入されたのがこのN-BOX+です。

N-BOX+のコンセプトは「いろいろつめる」「のびのびとまれる」「らくらくのせられる」ですが、これを見てもわかるようにN-BOX+の特徴はN-BOX以上に荷物の積載性を強化しているという点にあります。

その肝は3枚のボードを組み合わせた「マルチボード」です。

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引用:http://www.honda.co.jp/Nboxplus/webcatalog/interior/?from=Nboxplus-header

この3枚のボードは自由自在にアレンジすることが出来るので後席をフルフラットにして車中泊をしたり、荷室を上下二段に分けて汚れ物は下、それ以外は上に載せるといった工夫が可能になります。

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引用:http://www.honda.co.jp/Nboxplus/webcatalog/interior/?from=Nboxplus-header

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引用:http://www.honda.co.jp/Nboxplus/webcatalog/interior/?from=Nboxplus-header

大量の荷物を積む機会の多い場合はこちらの方が使い勝手が良いと思います。

N-BOX SLASH

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引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/newmodel-2014891/

N-BOX SLASHはN-BOX+に遅れること約2年半、2014年11月に投入されました。

N-BOXとの違いは天井を低くした点(チョップドルーフ)と、後席ドアをスライド式から横開き式に変えた点です。

また、一部グレードには「インテリアパッケージ」と称してダイナースタイル、トレッキングスタイル、グライドスタイル、セッションスタイル、プライトロッドスタイル、ストリートロッドスタイルという6つのスタイルコンセプトの中からチョイスすることができます。

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引用:http://autoc-one.jp/honda/n-box/newmodel-2014891/0002.html

これは上からダイナースタイル、セッションスタイル、グライドスタイルですが、このようにインパネからシート生地、インテリジェントキーに至るまで統一的なデザインとなります。

N-BOXが欲しいが人と同じものは嫌だ、内装にはこだわりたい、という人におすすめです。

N-WGN

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引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/313915/blog/32842142/

N-WGNは2013年にデビューしました。つまりN-BOXと同じNシリーズにありながらN-BOXよりは後発、ということになります。

N-BOXは軽スーパーハイトワゴンというカテゴリーに属しますが、N-WGNはそれよりも一回り背が低い軽ハイトワゴンというカテゴリーになります。

N-BOXの全高は1,780~1,800mmですが、N-WGNは1,655~1,675mmと10センチ以上も低くなっています。

そのため居住性という点ではN-BOXの方が有利になります。

逆にN-WGNが有利なのは走行安定性です。全高が高いスーパーハイトワゴンはどうしても交差点やカーブでふらつきがちになりますが、N-WGN程度の全高であればそのようなことはありません。

またN-BOXに比べると全体的に車重が軽い上に背が低いことによる空力効果も相俟って、燃費はN-WGNの方が低燃費です。

アルトやミラではちょっと狭い、かと言ってタントやN-BOXは背が高過ぎて気に入らない、という人はこのN-WGNがちょうど良いのではないでしょうか。

N-ONE

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引用:http://www.webcg.net/list/article?maker=3&model=5178dee06a8d1e06c5000228

N-ONEがデビューしたのは2012年11月、つまりN-BOX、N-BOX+に続くNシリーズの第3弾となります。

N-BOXの全高は1,780~1,800mm、N-WGNは1,655~1,675mmでしたが、N-ONEの全高はN-WGNよりも更に低く1,545~1,630mmとなります。

ホンダの軽自動車の中ではS660を除くと最も低い全高です。

スズキアルトやダイハツミライースの1,500mmほど低くはありませんが、どちらかと言えばこれらの軽ハッチバックに近いスタイリングと言えるでしょう。

「背の高い軽自動車は嫌だ」という人はN-ONEのLOWDOWNグレード(全高1,545mm)を選ぶと良いと思います。

N-ONEの特徴は往年のN360を彷彿とさせるかわいらしいスタイリングにあります。

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引用:http://www.honda.co.jp/N-ONE/

ここは好みが分かれるところだと思うので、このスタイリングが受け入れられない人にはあまりおすすめすることはできないかもしれません。

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引用:http://www.honda.co.jp/N-ONE/webcatalog/styling/tokuso/

ただしボディカラーが変わると受ける印象も大分変わるので、色々なボディカラーの組み合わせを調べてみると良いと思います。

バモス

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引用:http://www.honda.co.jp/VAMOS/webcatalog/styling/

「バモス」と聞くと、往年のホンダファンの中にはこちらのバモスを思い出す人も多いと思います。

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引用:http://customize-bike.com/%E6%98%94%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%80%81%EF%BD%94%EF%BD%8E360.html

こちらは1970年に発売された「バモスホンダ」です。歴代のホンダ車の中では唯一メーカー名の前に車名がくるネーミングとなっていますが、こちらのバモスホンダとこれからご紹介するホンダバモスの間には何の関連性もありません。

さて、バモスが登場したのは何と今から18年も前の1999年のことです。ホンダのみならず他メーカーを見渡してもモデルライフがこれだけ長いのは1998年に登場したスズキジムニーくらいです。

なお、2003年にはハイルーフ仕様のバモスホビオが追加されています。

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引用:http://www.honda.co.jp/VAMOS/webcatalog/styling/

バモスは商用車のアクティをベースに開発されたことや、基本設計が古いことなどから外装も内装も全体的にひと昔前の雰囲気が漂っています。良く言えば無骨、悪く言えば時代遅れなデザインです。

この雰囲気が好きだ、という人にはおすすめできますが、それ以外の人は素直にN-WGNやN-BOXといった他の車種を買った方が良いと思います。

2017年の今、同じような軽トールワゴンがたくさん出ている中であえて18年前に登場したバモスを買う積極的理由は正直なところありません。

ホンダの軽自動車全車種の性能比較

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引用:https://clicccar.com/2014/01/03/241632/

それでは続いてホンダの軽自動車各車種の性能と燃費を比較してみましょう。

S660

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車64ps/6,000rpm21.2~24.2km/l

N-BOX

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車58ps/7,300rpm23.6~25.6km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリンターボ車64ps/6,000rpm20.8~23.8km/l

N-BOX+

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車58ps/7,300rpm23.6~24.4km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリンターボ車64ps/6,000rpm21.4~22.6km/l

N-BOX SLASH

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車58ps/7,300rpm23.8~25.8km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリンターボ車64ps/6,000rpm21.0~24.0km/l

N-WGN

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車58ps/7,300rpm26.2~29.4km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリンターボ車64ps/6,000rpm23.0~26.0km/l

N-ONE

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車58ps/7,300rpm25.8~28.4km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリンターボ車64ps/6,000rpm23.0~25.8km/l

バモス

エンジン種別最高出力燃費
0.66L 直列3気筒 ガソリン車(2WD・3AT)45ps/5,500rpm15.0km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリン車(2WD・5MT)45ps/5,500rpm16.8km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリン車(4WD・4AT)52ps/7,000rpm14.6km/l
0.66L 直列3気筒 ガソリン車(4WD・5MT)45ps/5,500rpm16.0km/l

Nシリーズは全て同じエンジンを搭載しているため、最高出力は同じです。

ただし燃費は車両重量やスタイルによる空力特性、タイヤなどの影響で車種ごとに微妙に異なります。

バモスの燃費が全体的に悪いのは「20世紀の車」と「21世紀の車」の差かな、と思います。

N-BOXが出たのは2011年、バモスが登場してから12年後のことですが、両車の燃費差を見るとこの12年間に燃費技術は飛躍的な向上を遂げたことがよくわかります。

ホンダの軽自動車全車種の価格帯比較

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20121119-20200399-carview/

それでは最後にホンダの軽自動車各車種の価格帯を比較してみましょう。

S660

1,980,000円~2,280,000円

N-BOX

1,198,000円~1,939,400円

N-BOX+

1,340,000円~1,929,400円

N-BOX SLASH

1,320,000円~1,840,000円

N-WGN

1,090,000円~1,704,000円

N-ONE

1,185,000円~1,798,000円

バモス

1,280,000円~1,514,400円

S660のみ200万円を超えてしまいましたが、それ以外は100万円台に収まっています。

NシリーズはN-ONEも含めて価格帯がほとんど重複しており、150万円から200万円程度の予算を用意しておけば、ホンダの軽自動車はほぼ買うことができることになります。

バモスの価格帯は全体的に安めになっていますが、燃費が悪い分ランニングコストがかかります。

ホンダの軽自動車全車種の比較まとめ

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引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2015/03/26/117218/

以上、ホンダの軽自動車全車種を特徴、性能、燃費、価格といった面から比較してみました。

7車種中5車種がNシリーズの車種となりますが、N-BOXをベースにそれぞれ異なる特徴を備えています。

N-BOX+であれば車中泊&積載性、N-BOX SLASHは個性的な外装&内装、N-WGNはN-BOXに比べて全高が低く、N-ONEはさらに全高が低く軽ハッチバックに近いスタイリング、といった具合です。

そのためそれぞれの特徴が自分の好みにぴったりとハマればそれがベストチョイス、ということになると思います。

どれもピンと来ない、ということであればN-BOXとN-WGNを乗り比べてみて、良いと感じた方を買えば後悔することはないでしょう。

もしも筆者がおすすめの1台をどれか選べ、と言われたら「S660!」と即答したい気持ちをグっとこらえながらN-WGNと答えます。

より実用的なのはN-BOXかとは思いますが、N-WGNの方が全高が低い分安定した走りができます。

その1点のみでN-WGNを推します。

N-WGNにはN-WGNカスタムもありますが、カスタムの方はかなり厳つい顔になるので、ベーシックなN-WGNのブリティッシュグリーンあたりが美しいボディカラーで自己主張も出来て良いと思います。

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引用:http://www.honda.co.jp/N-WGN/webcatalog/styling/design/

ホンダの軽自動車は同じ車種でも派生した特別使用車やボディカラーなど選択肢が豊富に用意されているので非常に選び甲斐があると思います。

ぜひじっくりと比べて自分好みの1台を探すようにしてください。