新型S660のエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは新型S660のエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
目次
S660はエコカー減税対象”外”だが……
引用:http//www.honda.co.jp/green-tax/
ホンダの軽エコカーには、N-BOX、N-WGN、N-ONEが該当。では、S660は?残念ながらスポーツカーのS660はエコカー対象車ではありません。
他社でも、スポーツカーとして発売しているエコカーは”スズキ アルトターボRS”、S660同様のオープンカーが”ダイハツ コペン(Robe/X PLAY/Cero)”程度。その他はPHVやEVに限られます。
輸入車ではBMW 2・4・6シリーズ カブリオレ、など。エコカー&スポーツカーとなると、排気量の大きな普通車が有利になってくるのです。
引用:https://blog-imgs-119.fc2.com/c/a/r/carinfoj/201805242358094a8.jpg
軽オープンカーは、ダイハツでも製造。こちらは3グレード展開で、S660とはクルマの方向性が全く違う。燃費は22.2〜25.2km/L、エンジンパフォーマンスはS660よりも低いが、ゆっくり走るにはいい。
もしS660でエコカー減税を狙うとなると、走りは二の次になってしまうだろう。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/index.htm
S660のコストパフォーマンスをみてみよう
エコカー減税の恩恵はなし……でも、燃費やランニングコストはどうでしょうか?軽自動車対象のコストパフォーマンスをみていきましょう。
ここでは、S660とマツダ ロードスターを比較していきます。
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
燃費を比べよう (vs ロードスター)
S660の燃費《21.2km/L = MT》《24.2km/L = CVT》。実燃費はMTが18.49km/L、CVTが17.36km/L。
カタログ値では、CVTの方がMTよりも低燃費値ですが、実測では逆にMT車の方が低燃費になっています。
これは、MTドライビングのコツを覚えることで、ギヤ比をうまくつないだ理想的なドライビングを行うユーザーが多いことを意味しています。
”口コミ”サイトでも週1〜2回のドライブ報告が多く、燃費を気にする人はあまりいません。
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/feature/design/?link_id=sbnv
マツダ ロードスターの燃費は”16.8~17.4km/L”(メーカー発表値)。実燃費は15.77km/L(AT)、16.59km/L(MT)。255万円から購入できるクルマですが、S660と価格帯で重なっています!
車検費用は?(vs ロードスター)
引用:http://dealer.honda.co.jp/hondacars-saninchuo/ja/service_ciao/index.html
S660の車検費用概算
購入時(3年分)
□重量税:9,900円
□自賠責保険料(37ヶ月):35,610円
初回時(2年分)
□重量税:7,600円
□自賠責保険料(25ヶ月):21,970円
□検査手数料:1,400円
□車検代行+整備費用:50,000~60,000円
合計 8万円代〜9万円代……ディーラーだとこのくらいはかかるでしょう。とくに年間走行距離が長いもの(1万キロ以上)は、費用がかさみます。
引用:http://www.mazda.co.jp/carlife/service/care/packdemente/
ロードスターの車検費用概算
購入時(3年分)
□重量税:24,600円
□自賠責保険料(37ヶ月):36,780円
初回時(2年分)
□重量税:20,000円
□自賠責保険料(25ヶ月):24,950円
□検査手数料:1,800円
□車検代行+整備費用:90,000円〜
合計 13万円代〜30万円代……ディーラーだとこのくらいはかかるでしょう。メンテdeメンテに加入しておくと、結果的に費用が抑えられ、使わなかった分は返却されます。
引用:https://i0.wp.com/car-japan.info/wp-content/uploads/2017/05/Honda-S660-2015-1600-07.jpg?fit=1600%2C1200&ssl=1
結果は?
重量税+自賠責では、
□S660が30,970円
□ロードスターが46,750円
■差額は15,780円
車検代行費用+整備費用では
□S660が5~6万円
□ロードスターが9万円以上
■差額は4万円以上
合計差額は5.5万円以上となります。もちろん、乗って楽しいS660とロードスターですから、走行距離が長くなったりコーナリングを攻めることで足回りやタイヤなど整備項目や部品交換が増えることもあるでしょう。
その場合は、車検での費用はもっとかかります。
引用:http://www.honda.co.jp/auto-archive/s660/2018/webcatalog/interior/design/image/design_image_01.jpg
軽自動車の自動車税はいくらか?
引用:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/102384.html
↑上の図を見て下さい。総務省が発表している自動車税の”軽減”表です。S660は軽減なしの10,800円(年間)。
これに対し、ロードスターは34,500円(年間)。差額は23,700円/年ですから、仮に3年乗ると71,100円の差額になります。
自動車保険は?(vs ロードスター)
ガソリン費用、重量税、自賠責、車検費用……ランニングコストのもう一つが任意保険です。ここでは、平均的な費用を出してみました。
S660の自動車保険料
○年齢条件:30歳以上
○年間走行距離:5,000km
○等級:20
○免許証:ゴールド
○対人賠償:無制限
○対物補償:無制限
○運転者;夫婦限定
○車両保険:あり
◆保険料 → 39,000円
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/performance/active-safety/
ロードスターの自動車保険料
○年齢条件:30歳以上
○年間走行距離:5,000km
○等級:20
○免許証:ゴールド
○対人賠償:無制限
○対物補償:無制限
○運転者;夫婦限定
○車両保険:あり
◆保険料 → 59,100円
S660とロードスターでは、年間2万円ほどの差額があることがわかります。もちろん、運転者の年齢条件や等級、さまざまな付帯特約で保険料は変わりますが、1.5LのロードスターよりもS660のほうが”低コスト”ですね!
引用:http://www.honda.co.jp/S660/ilovedrive/
ついでに…積載性能について
積載性能で言うと、《ボストンバッグが積める”リヤトランク付き”ロードスター》と《”助手席だけが積載スポット”のS660》。ロードスターなら一泊二泊旅行に出かけることも可能。
ですが、S660なら手ぶらで行ける範囲でしかドライビングできない!ということになるでしょう。
コストパフォーマンスがいいかどうかは、クルマの活かし方次第。世界最小のリアルスポーツカー《S660》ですが、ご自分のライフスタイルをよく見つめ直して購入するのがテッパンと言えるでしょう!!
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/