新型カングーのエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは新型カングーのエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
引用:http://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/features/design.html
新型カングー エコカー減税
フランスでは商用車、貨物車として使用されることの多いカングー。
郵便局の配達車にも採用されています。
主にカングーの電気自動車がメインとなっているようで、フランス全体で約4000台が走っているそうです。
そのうち1800台が郵便局に納車されています。
規格は違いますが日本でも郵便配達車の電気自動車化が進められていますので「三菱 i-MiEV」といったイメージなのかも知れません。
カングーは日本では主に商用タイプではなく乗用モデルが売れていますので、とにかくフレンチなおしゃれイメージの強いクルマといった位置づけです。
●フランス本国の郵便配達車
引用:http://www.lightstraw.co.uk/gpo/do/rm/kangoo1.html
フランス本国の電気自動車仕様が日本で発売されるなら、エコカー減税で20万円~30万円の優遇を受けるでしょう。
ところが日本で発売されているのは、ガソリン車のみ。
ガソリン車のJC08モード燃費14.7km/Lは燃費基準に達していないためカングーはエコカー減税対象車ではありません。
ちなみにルノーでエコカー減税対象車はトゥインゴのみとなっています。
引用:https://www.renault.fr/vehicules/vehicules-particuliers/kangoo.html
ルノーではかつてカングーの自動車取得税と重量税をルノーが負担するというキャンペーンを実施していて実質エコカー減税優遇となっていたのですが、現在ではしていません。
国産の競合車に勝つにはいいキャンペーンでしたので、また始まらないか公式サイトのチェックも見逃せませんね。
新型カングーZEN EDC
カングーには1.2L 6MTと1.6L 4ATしかありませんでしたが、新しく追加されたモデルが「ZEN EDC」
1.2L 4気筒ターボ、これまでのトルコン式4速ATとは違い6速EDC(エフィシエント・デュアル・クラッチ)となったのです。
4速から6速に多段化したという情報だけでも乗り味が大幅に変わったことは容易に想像できます。
試乗でも「可変ショックを感じない滑らかな加速」と評価されていました。
安全性能ではフロントエアバッグ(運転席・助手席)、フロントサイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、フォースリミッター/プリテンショナー付シートベルト(運転席・助手席)、運転席・助手席アンチサブマリン機構を標準装備。
残念なのは先進の自動ブレーキや車線逸脱防止装置が採用されていないことです。
引用:http://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/features/safety.html
日本で日本人に乗ってもらうために開発をしたという「ZEN EDC」ですので自動ブレーキの不採用は理にかなっていないとも取れます。
日産のプロパイロットが搭載されても不思議ありませんものね。
新型カングー 自動車税
自動車税とは日本でクルマを所有する限り、毎年支払う義務のある税金です。
自動車税の額はそのクルマの排気量で決められています。
カングーの場合は排気量が1197ccですので、34,500円になります。
これが1.6Lの場合だと39,500円になるので5千円高くなってしまいますね。
引用:http://www.autoexpress.co.uk/100057/new-renault-kangoo-ze-2017-review-pictures#4
【排気量と自動車税】
1000cc以下……29,500円
1000cc~1500cc……34,500円
1500cc~2000cc……39,500円
2000cc~2500cc……45,000円
引用:http://vehicule-utilitaire-meilleursouvriersdefrance.renault.fr/
2500cc~3000cc…..51,000円
3000cc~3500cc…..58,000円
3500cc~4000cc…..66,500円
4000cc~4500cc…..76,500円
4500cc~6000cc…..88,000円
引用:http://vehicule-utilitaire-meilleursouvriersdefrance.renault.fr/
新型カングー 自動車取得税
カングー購入時にかかる金額は車両本体価格にオプション代、消費税、登録諸費用、リサイクル料金、自賠責保険料。
そして自動車取得税と自動車重量税です。
そのうち消費税の次に高額な税金が自動車取得税になります。
エコカー減税対象車は自動車取得税が免除または減税になりますが、カングーには減税がありません。
引用:http://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/
自動車取得税は車両本体価格のおよそ90%にオプション代金を合計した金額の3%です。
「ZEN EDC」の場合ですと約260万円ですから36万円のオプションを加算したとして……
260万円×90%=234万円
234万円+36万円=270万円
270万円×3%=約8万円
約8万円が自動車取得税となります。
尚、この取得税なるへんてこな税金は2019年10月、消費税が10%になるのを機会にやっと廃止になります。
その後は「環境性能割(燃費税)」という、またしてもへんてこな税金が導入される予定です。
引用:https://www.pinterest.jp/pin/renault-kangoo–549861435736719331/
新型カングー 自動車重量税
自動車重量税はクルマの購入時と車検ごとに支払い義務のある税金です。
名前のとおり、重量ごとに税額が決められています。
カングーの車両重量は1450kgですので購入時は3年分の36,900円、車検時は2年分の24,600円となります。
<自動車重量税の税額一覧表(新車購入時)>
・0.5t以下……12,300円
・~1t…………24,600円
・~1.5t…………36,900円
・~2t…………49,200円
・~2.5t…………61,500円
・~3t…………73,800円
<自動車重量税の税額一覧表(車検時)>
・0.5t以下……8,200円
・~1t…………16,400円
・~1.5t…………24,600円
・~2t…………32,800円
・~2.5t…………41,000円
・~3t…………49,200円
引用:http://www.renault.jp/
新型カングー エコカー減税他自動車税まとめ
いったいどれだけ税金を徴収すればいいのか!?
そう思う人も多いと思うのですが、日本人は黙々と働いて素直にクルマの税金を支払っているのです。
自動車税はアメリカの49倍、フランスの16倍、ドイツの3倍というからいかに高いかがわかります。
日本は欧米並みの消費税をとらなくては!と消費税をどんどん上げてきていますが、どうも欧米並みの自動車税にする気はないようです。
引用:https://www.pinterest.jp/pin/560698222340815735/
ところで日本ではクルマの価格に応じて取得税、重量に応じて重量税が購入時にかかりますが、カングーの母国フランスではちょっと変わっています。
税金がカングーのスペックにも大きく関係していると思われるのが興味深いです。
フランスでは購入時には自動車登録税というものを支払わなければなりません。
その登録税はなんとクルマの馬力に応じて決められるというのです。
パワーのあるクルマから税金をたくさん取ろうという考え方ですね。
カングーの115psというのも登録税がギリギリで安くなるようになっているのではないでしょうか。
そう考えると「もうちょっと馬力がほしい!」という人もあきらめるしかありませんね。
新型カングーの値引きの方法については、
ぜひ参考に、お得にカングーを購入して下さい。