新型5ナンバーミニバンを比較! おすすめ人気ランキング

ミニバン

3列シート、6人以上でわいわい乗りたい!ミニバンが欲しいけど、自宅のガレージや職場の駐車場では5ナンバーじゃないと…そんな人にぴったりの5ナンバーミニバンをご紹介!

売れているミニバンでもっとも工夫が盛りだくさんのコンパクトミニバンを比較してみましょう!

順位は2019年4月〜9月の《販売台数》をもとに表示しています。







7位:トヨタ エスクァイア

価格:271〜346万円

引用:https://car-mo.jp/mag/2019/02/9670/

小さなアルファード、とも言われるほど質感にこだわった外装、内装が好評なのがエスクァイア。

価格帯はノア/ヴォクシーより高く設定され、5ナンバー専用ボディのみになっています。

パワートレーンは、1.8Lエンジンと1.8Lハイブリッドの2グレードとも5ナンバー。走りはノア/ヴォクシーと基本的に変わりません。

エスクァイアの特徴は、「高級感」

エスクァイアは兄弟車のノア、ヴォクシーにくらべて14〜17万円ほど車両価格が高く設定されています。つまり、2台よりもより”高級志向”のクルマに仕上がっているのです。

エスクァイアのポイントは、”5ナンバーで唯一の高級感”を持つ内装。シートのマテリアルが 合成皮革 と ブランノーブ(高品質の革の”ヌバック”をファブリックで表現した生地)で構成される特別仕様もあり、高級ミニバンを求めるユーザーにはぴったりの一台です。

↓内装色のひとつ”バーガンディ&ブラック”。バーガンディとは、フランス語でいうところの”ブルゴーニュ”。ボルドーと並ぶフランスワインの有名産地ですが、高級ワインのイメージをうまく使ったカラーリングです。

引用:https://toyota.jp/esquire/interior/?padid=ag341_from_esquire_navi_interior

ハイブリッド車ガソリン車
全長×全幅×全高(mm)4,695×1,695×1,825-65
ホイールベース(mm)2,850
最低地上高(mm)160155-160
室内長×室内幅×室内高(mm)2,930×1,540×1,400
総排気量(cc)1,7971,986
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 73[99]/5,200

フロントモーター 60[82]

エンジン 112[152]/6,100
最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 142[14.5]/4,000

フロントモーター 207[21.1]

エンジン 193[19.7]/3,800
タンク容量(ℓ)5055
乗員定員(名)77〜8


6位:ホンダ ステップワゴン

価格:250〜313万円

引用:https://kakaku.com/item/70100210084/

ホンダのステップワゴンは、ハイブリッド車が3ナンバーサイズとなっており、ガソリンターボ(G-EX、G、B)3グレードが5ナンバー登録となっています。

フロントマスクは上の画像の通りで、流行の”オラオラ顔”ではないのが特徴。8人乗車を選ぶ場合は、2列目シートがベンチシートになり6:4に分割リクライニングとなります。

開放的なコックピットと《わくわくゲート》

コックピットは開放的で、メーター類はダッシュボードに配置。ガラス面を大きく取るボディデザインは、ライバル車に対してより存在感を大きく見せる効果を狙っています。

ステップワゴンの大きな特徴は、バックドアが上方向だけでなく、縦にも開く《わくわくゲート》。狭いビルやショッピングモールの室内駐車場での出入りに便利なドアですが、ホンダにしかない”トリック”が新鮮です!

引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/type/type/

わくわくゲート↓と普通のリヤゲートハッチ。3列目が床下格納なため、さらに使い勝手がよく設計されています。

引用:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/wakuwakugate/

ガソリン車(ターボ)
全長×全幅×全高(mm)4,690×1,695×1,840(2WD)/55(4WD)
ホイールベース(mm)2,890
最低地上高(mm)150(4WD)/155(2WD)
室内長×室内幅×室内高(mm)3,220×1,500×1,425
総排気量(cc)1,496
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 110[150]/5,500
最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 203[20.7]/1,600-5,000
タンク容量(ℓ)52
乗員定員(名)7〜8


5位:トヨタ ノア

価格:255〜321万円

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/37707#image-1

ノアにしかない、専用色が人気

トヨタ ノアはヴォクシーと基本構造やパワートレーン、インテリアなどがまったく同じです。違いは、ノアには専用色の《ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク》があること。

また、内装色では《ブラック》とノア専用色の《フロマージュ&ブラウン》があり、ホワイト系のボディカラーではフロマージュ&ブラウンの組み合わせを選ぶユーザーが少なくありません。

ハイブリッドとガソリン車がありますが、ガソリン車には2WDと4WDが設定されているのに対し、ハイブリッドは2WDのみとなっています。

2014年デビュー、ライバル車が次々と新型でデビューしていますが、基本設計がしっかりしていることと、乗降しやすい形状のドア、ステップなどが非常に好評です。

ノアは販売店が”トヨタカローラ店”、ヴォクシーが”ネッツトヨタ店”の違いなため、オプション設定の仕方や値引でディーラーを選ぶ人もいるようです。

ハイブリッド車ガソリン車
全長×全幅×全高(mm)5ナンバー:4,695×1,695×1,825
ホイールベース(mm)2,850
最低地上高(mm)155(4WD)/160(2WD)
室内長×室内幅×室内高(mm)2,930×1,540×1,400
総排気量(cc)1,7971,986
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 73[99]/5,200

フロントモーター 60[82]

エンジン 112[152]/6,100
最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 142[14.5]/4,000

フロントモーター 207[21.1]

エンジン 193[19.7]/3,800
タンク容量(ℓ)5055
乗員定員(名)77〜8


4位:ホンダ フリード

価格:199〜301万円(フリード+は5人乗りのため除外)

引用:https://www.webcg.net/articles/-/41913

5ナンバーサイズの中でもよりコンパクトサイズの7人乗りが、ホンダ  フリードです。ボディは4.3mの全長で、ライバルはトヨタ シエンタ。

ホンダの特性で、床下に薄型の燃料タンクを備えるなど、工夫を凝らした設計のため、室内はフラットで広く使いやすくなっています。また、3列目シートは2列目シートよりも若干高い位置にあり、座面も広いのが特徴です。

ハイブリッド車にも 4WD がラインナップ

ハイブリッドにも4WDがあり、雪道を走るユーザーには好評。価格帯も200万円台でホンダセンシングがしっかりあることも選ばれている理由となっています。

また、2019年デビューの新型グレード”クロスター”はSUV風ルックスは6人乗りの設定です。

ライバルのシエンタとの大きな違いは、4WDハイブリッドがあることと3列目シートの格納方法。立ててたたむ方式を取るフリードと、床下格納のシエンタの違いが大きいと言えます。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/cabin/

ハイブリッド車ガソリン車
全長×全幅×全高(mm)4,265(95)×1,695×1,710(2WD)、1,735(4WD)
ホイールベース(mm)2,740
最低地上高(mm)135(2WD)、150(4WD)
室内長×室内幅×室内高(mm)3,045×1,455×1,275〜85
総排気量(cc)1,496
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 81[110]6,000

モーター 22[29.5]/1,313-2,000

エンジン 95[129]/6,600
最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 134[13.7]/5,000

モーター 160[16.3]/0-1,313

エンジン 153[14.6]/4,600
タンク容量(ℓ)36(2WD)、53(4WD)
乗員定員(名)(5)〜7

3位:トヨタ ヴォクシー

価格:255〜321万円

引用:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/voxy/voxy_main_201908.pdf

ヴォクシーの一番の売れ行きは、ZS《煌Ⅱ》(きらめき)グレード。迫力のあるフロントマスクが人気ですが、5ナンバー仕様ではありません。

上の図でもわかる通り、ヴォクシー5ナンバーは ノア とあまり変わらない2段のフロントグリルが特徴ですが、ライト形状などMCごとに細かく表情を変えているなど、発売時期ごとに差別化が図られています。

ガソリン、ハイブリッドともパワフルな走り

走りはパワフルな2Lガソリン、静かな1.8Lハイブリッドとともに扱いやすいパワートレーンとなっています。とくにトランスミッションとエンジンとのスムーズな連係は完成度が高く、評価が高いのもうなづけます。

安全支援に関しては、日産セレナのオートパイロットよりも遅れを取っていますが、価格面の有利さと基本設計の高さで人気は継続中。

引用:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/voxy/voxy_main_201908.pdf

ハイブリッド車ガソリン車
全長×全幅×全高(mm)5ナンバー:4,695×1,695×1,825
ホイールベース(mm)2,850
最低地上高(mm)155(4WD)/160(2WD)
室内長×室内幅×室内高(mm)2,930×1,540×1,400
総排気量(cc)1,7971,986
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 73[99]/5,200

フロントモーター 60[82]

エンジン 112[152]/6,100
最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 142[14.5]/4,000

フロントモーター 207[21.1]

エンジン 193[19.7]/3,800
タンク容量(ℓ)5055
乗員定員(名)77〜8

2位:日産 セレナ

価格:257〜347万円

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html

ミドルサイズミニバンで、もっとも売れているのが日産セレナです。セレナにはベースモデルとカスタムモデルの《ハイウェイスター》、さらに《オーテック》というアップグレードモデルがラインナップされています。

ハイウェイスターはMCで”オラオラ顔感”前面展開。ですが、5ナンバーのベースモデルはおとなしい顔つきです。

注目は、インテリアの便利さやプロパイロット

スペックのポイントは、シリーズハイブリッドである”e-POWER”とパラレルハイブリッド方式の2つがあること。

e-POWERのエンジンは発電用で、車軸にリンクしていません。走行はモーターが行なうため、バッテリーに満電されていればエンジンは停止したままのEV走行ができます。

一方のスマートシンプルハイブリッドの場合は、パラレル方式。ガソリンエンジンがメインパワーで、モーターはあくまでも走行アシスト程度。エアコンなどの電装品の通電を助けるバッテリーが搭載されています。

ただ、購入者の口コミでは”スマートマルチセンターシート”、”2列目の横移動”、”USBポートが各シートに設置”…といった細かい部分の評価が◉

さらに、プロパイロット機能は高速道をよく使うユーザー、とくに女性にも大人気で、トップセールスの理由そのものでしょう!

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior.html

ハイブリッド車(e-POWER)ガソリン車(シンプルハイブリッド)
全長×全幅×全高(mm)5ナンバー車 4,685×1,695×1,865〜75
ホイールベース(mm)2,860
最低地上高(mm)140
室内長×室内幅×室内高(mm)3,170-3,240×1,545×1,400
総排気量(cc)1,1981,997
最高出力(kW[PS]/rpm)発電用エンジン62[84]/6,000

走行用モーター100[136]

走行用エンジン110[150]/6,000

走行用モーター 1.9[2.6]

最大トルク(Nm[kgf]/rpm)発電用エンジン103[10.5]/3,200-5,200

走行用モーター320[32.6]

走行用エンジン200[20.4]/4,400

走行用モーター 48[4.9]

タンク容量(ℓ)55
乗員定員(名)78

1位:トヨタ シエンタ

価格:180〜257万円

引用:https://car-mo.jp/mag/2018/12/8981/

トヨタ シエンタは、ミニバンでNo.1のセールスカー。2019年の4〜9月半年間で55,602台の販売台数で、ひと月9,267台の大ヒットです。

ガソリン車とハイブリッドがありますが、口コミ評価の高いのはハイブリッドの方。理由は、車重が60kg重い(2WDでの比較。ただし、ガソリン4WDはハイブリッド2WDと同じ)ことから、コーナーでの安定感が違います。

3列目シートが床下格納可能。普段使いのミニバン

3列目シートが床下格納できることや、インテリアのフレンドリーなデザインなどから、売れ行きがよく、個性的な外観も評価の高さにつながっています。

4WDはガソリン車のみで、ハイブリッドは2WD専用。ハイブリッドは、フリードが110馬力エンジンなのに対し、シエンタは74馬力。モーターはフリードが29.5馬力なのに対し、シエンタは61馬力…とパワーバランスが違います。

よく”シエンタハイブリッドは普段使い”、”フリードハイブリッドは高速走行”と得意技が比較されますが、《普段使いの女性の目線》で選ばれているのがシエンタと言えます。

引用:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_201910.pdf

ハイブリッド車ガソリン車
全長×全幅×全高(mm)4,260×1,695×1,675
ホイールベース(mm)2,750
最低地上高(mm)130(4WD)/145(2WD)
室内長×室内幅×室内高(mm)2,535×1,470×1,280
総排気量(cc)1,496
最高出力(kW[PS]/rpm)エンジン 54[74]/4,800

フロントモーター 45[61]

エンジン(2WD) 80[109]/6,000

エンジン(4WD) 76[103]/6,000

最大トルク(Nm[kgf]/rpm)エンジン 111[11.3]/3,600-4,400

フロントモーター 169[17.2]

エンジン(2WD) 136[13.9]/4,400

エンジン(4WD) 132[13.5]4,400

タンク容量(ℓ)4242(2WD)、45(4WD)
乗員定員(名)77(2WD)、6(4WD)

まとめ

5ナンバーのミニバン7台をご紹介しました。トヨタ、ホンダ、日産の3メーカーだけで100%のシェアという5ナンバーサイズ。SUV人気が盛り上がっていますが、運転のしやすさや緻密な室内設計など、その便利さは格別です。

価格もOp込みで400万円に…という声もありますが、売れているだけに値引もかなり期待できるのが実情。ぜひ販売店で試乗したいですね!