2016年のレクサス 新型NXは試乗レポートが数多く寄せられています。
こちらでは2016年のレクサス 新型NXの試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。
レクサスファミリーの中で最も小さなSUV、NXは全長4,630mm。
トヨタ・ハリアーの全長が4,720mmですから、実に90mmも小柄です。
わずか9センチメートルではありますが、握りこぶし一つ以上も狭い、ということは、室内空間も小さく、コンパクトになります。
一方通行の小路が多い大都市では、車高が高くコンパクトなSUVは非常に運転しやすいものメリットの一つ。
今回は、レクサスNXを試乗した生の声を拾って参りましょう。
目次
東京23区内ではRXより乗りやすい
引用:http://www.lexus-int.com/jp/models/NX/images/in1.jpg
最低地上高が170mm、全高1,645mm…身長170㎝の人なら、車の横に立って眺める視界そのものがNXでの視界とイコールなのは非常に不思議な気がしませんか?
そうなんですね、NXはコンパクトSUVですが、ドア部分の面積に比べて、ウインドウ面積40%にも満たない。
小型スポーツカーをそのままリフトアップしているような形状です。
そのかいあって、運転のしやすさは驚くべきものがあります。
VWのビートルも普通車なのに、SUVに乗ったような最低地上高の高さを感じますが、視界がいいというわけではありません。
ボンネットの形状が全面にストンと落ちていますから。
それに比べて、マツダCX-3が割と似たような視界でしょうか。
ただ、全高が1,550mmに抑えてある以上、頭上の解放感はシビアですが、NXはその点日本で走るにはベストサイズのSUVに入るでしょう。
引用:http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/8072c7357473f9387c933f724a6f9a7c/200742636/lexus-nx-300h-fd-1.jpg
試乗の前に、知っておきたいのはNXという車のこと…
引用:http://blog-imgs-92.fc2.com/c/a/r/carinfoj/LEXUS_NX_300h_01919.jpg
トヨタSUVでは人気の高いハリアー。2016年上半期(1月~6月)で19,322台を売り切っています。
対するNXは月販500~800台、レクサスブランドでは最も多い年間7,500台を販売。
数の少なさは価格の差が大きいのも事実ですが、理由の一つは「レクサスは知っているけど、どんな車があるのかはわからない」という方がかなり多いのが実態でしょう。
ハリアーが知られている理由は、TVCMだったり、様々な雑誌での効果的な宣伝であったりします。
ですが、レクサスは「LEXUS」という高級ブランドを訴求するのですが、CMの中身に出てくる車がなんという名前なのか、スポーツカーなのかSUVなのか、それともハイブリッドセダンなのか、判別できません。
これに比べて、ハリアーはどのトヨタディーラーでも大概実車が置いてありますし、ディーラーに行っても敷居が高い店ではありません。
レクサスは、ちょっと親しみにくいお店作りに徹していますね。
世の中には「お金が貯まったら、ポルシェ911を買いたい」という人がいるものです。
レクサスもそういう車になってほしい。実際にNXに乗ってみて、本当にそう思いましたよ。
ハリアーは素晴らしい内装だし、特にご夫婦でディーラーに来ると、契約してしまう魔力があります!
でも、レクサスの場合は、ディーラーに呼び込む親しみやすさが、ちょっとなさすぎですね。
そこだけが残念なんですね。
2Lエンジンで、こんなに楽しい高級車はありません
引用:http://www.j-sd.net/wp-content/uploads/2014/04/Lexus-nx_06.jpg
私が勧めるのは、NX200t。428万円乗り出し価格ですが、これだけの造形を持ったSUVは迫力もあり、先進性十分でしょう。
出足は非常におとなしく、引き付けられるようなスピード感はあまり感じられませんが、強風の湾岸道でも全く微動だにせずハンドリングもしっかり車線をキープしてくれます。
エンジンは静かな分、ちょっと拍子抜けという気もします。
が、レクサスはそういう車なのだ、ということが良く分かりました。ステアリングは合成皮革ですが、ステッチの掛かりがいい。
インパネのメタルを強調した部分も、時代を感じさせます。
ほかのメーカーが作らない車を目指す、それを感じてとてもわくわくしますね。
NX 300h “Version L”のAWD、ハイブリッドの経済性は優秀
引用:http://openers.jp/wp-content/uploads/2014/04/323474/lexus_nx_200t_f_sport_01_01.jpg
ハイブリッドシステムを搭載したNX、実は惜しい部分もないわけではありません。
それはどうしても求めたい「加速感と音」です。
例えば、BMWのディーゼルエンジンであったり、VWのDSGであったりと欧州車はいかにエンジンパワーを効率化して、リサイクルしながら全体的に加速度合いを高めたり、野太い音を出そうとしているか、ということです。
これ、言ってみればハイブリッドからHVへと移っていくなかで、どうしても失いたくない「加速感」と「加速のサウンド」を無理無理作っている、と思うんですね。
これを正統な進化だ、と感じる人もいるでしょうし、これぞドイツ車だ、世界一だなどと考える方もいるでしょう。
ですが、一方でアメリカのテスラSやテスラXのように、全くの無音状態で高速走行でき、新幹線のようなあっという間の時速150km/hを体験するのがいい、という人もいるわけです。
レクサスはどの方向にベクトルを持っていこうとしているのか?
これは、1年後2年後に答えが出ると思いますよ。
それは、コストパフォーマンスです。
故障がなく、安心して乗り続けられる品質、これこそがレクサスなんだと思うんですよ。
確かに、アクセルを踏み込んだ先に聞こえるかすかな「クルクル」という音。これは変速機の音なんでしょうが、この微妙な音がどこから出ているのか、と考えさせるのはちょっと惜しい。
音は動力性能のどの部分がどういった状態で生まれるのか、それがしっかりと聞こえるようだとドライビングが楽しくなるはずなんです。
メルセデスSクラスのように、エンジン音をわざと集音し、室内スピーカーから流すような小細工までして、体験させるのはどうか、と思いますが。
トヨタの最新技術をかっこいいSUVに載せている。これを手に入れる快感
引用:http://nx300h.up.seesaa.net/image/NDF_0076-thumbnail2.jpg
車選びは8割が外観でしょう?残りの2割は内装と「奥さんの許可」ですよ。
奥さんがいい、といえばそのまま契約。
レクサスはバッジを見て「へーレクサスなんだ、」と言われるけど、ホワイト塗装なら、街中で走っているのを見てもそんなに気が付かないでしょう?
これが駐車場ならたちまち「なんだ、これ!」と物見高になるのは仕方ないですが…
エンジン音も静かだから、深夜11時に通勤から帰ってきても、近所迷惑になりません。
それに見切りが凄くいいし、ハンドルの軽さは絶妙ですよ。
高速ではしっかりと重くなりますし。
安定性については、よくできていると感じますね。
シートは適度にふわっとした部分があって、寝てしまいそうに。
オーディオをつけっぱなしにして、ドライビングの楽しさを味わっています!
試乗してみてやっぱり、買いたい!と思うはずですが、値引きができないレクサスです。
しかしながら、レクサスのイメージを崩さないようにしっかりと整備されているでしょうから難しいはずです。
でも実は!こんな方法で、お得に購入できるんです!
ぜひご覧いただき、憧れのレクサスNXを購入してみてはいかがですか?
レクサス 新型NXの値引きの方法については、
引用:http://cdn2.carbuyer.co.uk/sites/carbuyer_d7/files/styles/16x9_720/public/lexus-nx-front-quarter.jpg?itok=YVUFBUDg
引用:http://st.motortrend.com/uploads/sites/5/2014/09/2015-Lexus-NX-200t-F-Sport-rear-three-quarter1.jpg